表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/14

第5話 奪還、月の塔(4)

 無敵の魔女も自慢の魔法が使えなければ能力は普通の人間と同じ。

 それどころか魔法が封じられた魔女は体力まで消耗するのかうずくまって呼吸するのも精一杯のようだった。

 とても苦しそうにしている魔女を見てオレは少し気の毒にも思えてきた。

 それはそれとしてオレは一応自分の役目を果たせたようでホッとしていた。



 一方、女神たちのグループは月の塔の制御ルームに忍び込んでいた。

 そこで魔女が細工した逆魔法陣を本来のカタチに戻す為に。

 ここで邪魔が入ると計画は全ておじゃんになる。

 クロウが魔女を足止めしている間に全ての作業を終わらせなければならなかった。


 塔に配備された警備魔法人形に対しては月猫たちが対応した。

 魔女は制御ルームに女神が来たところでその力を逆に奪い取る計画だったのでその警備は甘々だった。

 そしてそのお陰で月猫たちに大きな被害が出る事はなかった。


 大きな邪魔が入らなかったお陰で計画は順調に進行していた。

 女神は魔法陣を正位置に戻し、それによって力の流れが正常化していく。

 魔法陣の正位置化によって月の塔の管理権が女神に戻り魔女の力は急速に失われていった。

 作戦は成功した!



ああ…ああ…こんな事って…


 力を失った魔女はやがて猫の姿に戻っていった…。

 オレの目の前で魔女は少し小柄な白猫になっていた。

 これが魔女、いやルーンの本来の姿なのか…。


貴女の不幸は前世の記憶を覚えていた事でした…


 気が付くとそこには美しい女性が立っていた。

 そうか…彼女が月の女神…本来の姿なんだ…。


彼女はこれからどうなる…


 オレは女神に聞いた。

 罪は大きいかも知れないが彼女に対して寛大な処置を望んでいた。

 それに原因はオレにもある…。


彼女はこれから地球のある魔女の使い魔になってもらいます

もう話はつけていますから…言っときますけど拒否権はナシですよ


 女神はそう言うとルーンを地球に戻した。

 ルーンは何か言いたそうな顔をして…結局言い出せずにすうっと月の塔から姿を消した。

 終わってしまえば何だかあっけない最後だった。


さて、クロウ、貴方はこれからどうします?


 ルーンを地上に送り届けた女神がオレに聞いてきた。

 オレは軽く呼吸を整えると自分の考えを女神に話した。


オレはここに残ってもいいかな?


ここに残ってどうするのです?


 女神はオレの考えが理解出来ないのかそう質問を返してきた。

 仕方ないのでオレは女神に自分の考えを話す事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ