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Watashi存在と世界

作者: 松雨 亀丸

昔々あるところに・・・






誰も居ませんでした


何もありませんでした


何処もありませんでした


どんな物質も

    エネルギーも

         素粒子も

          

名前を付けられるものを始め、存在している「もの」一切がありませんでした。




ここでもなく


あそこでもなく


どこでも無い




『  』がありました。



何時だったのか


今日でもなく

昨日でも、一昨日でも、一週間前でも、一年前でも

百年前でも、一千万年前でも、十億年前でも、

六兆年前、百五十京年前でも無く・・・


はたまた明日でも、明後日でも、一週間後でも、十八万年後でも、これから先の事でもない。


「いつ」や「時」という概念外の『  』で

Watashiという存在があらわれた。


既にあったものであったかのように、

言葉で表すのならば、「いつ」の間にか存在していた。



「暫くたってから」というという曖昧模糊な頃、

Watashiが思考を持ったあとであることは確かなように思える頃、


Watashi以外何もかもが無い『  』で、

「宇宙(有存在)」が誕生した。


大きさなどない『  』で、「宇宙」は


カタチを


  オトを


   セイメイを

     

     ヒカリを…


 一つ一つが歪で

全部を合わせると釣り合いを保つ


『何か』を


その内に包容した。



ある筈のない『何か』で

それは起こった。









そして、





Watashiは「いつ」の間にか

消えた。

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