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人間掃除人  作者: 影都 千虎
プロローグ
1/73

語り

 この社会には枠というものが存在する。


 当たり前のことだけれど、通常の人間はその枠の中におさまっている。枠の中の人間はきっとその枠を大きいと感じることだろう。


ーーしかし、一歩枠の外へ出てしまえば、その枠の余りの小ささに人間は絶望する。そして、今までは何でもないものだった日常が、一気に表情を変え壁として立ちはだかる。


 僕は、それを中学生で嫌というほど味わった。

 そこから僕の日常は、どこかずれたままだ。ずれてしまったものは中々戻らない。壊れたものは、絶対になおらない。


 しかし、これだけは言っておこう。

 僕がこの現状を不幸だと感じているかどうか。それはまた別の話だということを。

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