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こまかい詩集

詩 どちらあらずなスパイの未来R2

作者: 仲仁へび



 割れて砕けた時間


 もどらない輪郭


 時計の針は止まったまま


 光景がやきついている


 決定的な場面はもうはるかかなたの過去


 俺は今もあの時から進めていない


 そもそもどこへ向かって歩けばいいんだ


 何をすればいい


 彷徨ったままの心が重く揺れていて


 体は思う様に動いてくれない


 思考放棄の頭


 思考停止の末路


 無理やり動かそうと思ってもうまくいかない


 どうすればいい


 どうあればいい?


 疑問はいくつも湧いてきて


 答えは一つもあらわれない


 浮遊して頼りない


 宙ぶらりんになっている


 地に足がつかないまま


 後悔している 


 未練がある


 もう遅いと分かっている


 何も間に合わないと知っている


 それでも あの時こうしていたら


 そればかりを考えてしまっていた


 どちらにもあれなかった


 どちらかを選べばよかった


 両方選びとるなんてできない


 両方好きだったけど


 現実は残酷だから


 どっちつかずの魂


 染まらぬ色


 白は好きじゃなくて


 汚れている方に憧れていた



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