Singerを守る
「『プラス plus』の普段の様子・・?。」
MARINAは、うーんと考え込みつつ、
「まあ、良くも悪くも、事務所が管理しているというか・・・、ある程度ダンスも歌もできて、ルックスいい子を集めているから、まあプロの集団としてのアイドルグループ形成よね。経験者やダンス教室の推薦ある子を集めているから。」
「・・・指導しやすいですか?」
MARINAは笑って、
「まあ、全く基本のない子達よりはいいけどね。そんなに癖もないし。もうちょっと、がつがつ来てもいいけど・・・。」
KANAはしばらく考えてから
「マネージャーはどんな人なんですか?」
「・・・え?まあ、もともと『聖マーガレット学園』で3番手にいた子だよね。そのころ何回かダンス教えたことがあったわ。」
「ああ!!。どおりでどこかで見たことがあると思った。」
須藤は思い出して、納得していた。そういわれてみれば、私も一度、『聖マーガレット学園』とはTVの歌番組で一緒になったことがあった。
牧野マネージャーがいたかどうかは・・・よく覚えていないが。
「まあ、すぐ解散しちゃったし、牧野さんはマネージャーとしての特性が向いているよね。」
その後もいろいろとMARINAに確認したが、彼女の練習中は特に異常が起こったことはなかっため、思い当たることはなかったという。
「そう、ゆきのの体調不良は私も気にしていたから、言ってくれれば普通に見学できたのに。」
「普段の様子が見れないと意味がないので・・・。今日、見学して分かったことを、病院のカンファレンスで共有して、治療に当たりたいと思っています。内部情報の流出になるから、MARINAさんには断りを入れないと、と思って。」
MARINAさんはややきょとんとしたように
「内部情報の流出・・・といっても、病院の中で共有するだけでしょ。リハーサルだし問題ないと思うけど。」
私はありがとうと言いながら、
「MARINAさんも心配していますよね、個別のレッスンの時、何度もゆきのさんのこと見ていたのが、分かりました。」
MARINAさんはゆっくりと微笑んんだ。
「私たちがしっかり守ってあげないと・・・。」
今まで彼女たちが歌っていたステージを見ながら
「大人の役目をはたさないとね。」
KANAはそれに同意するように
「私はsingerを守ることが仕事ですから、その勤めをしっかり果たします。」
それを聞いたMARINAは、「あのKANAがねー、」と遠い目をしていた。
須藤はこんどぜひ、MARINAさんとKANAについて語ろうと心に誓った。きっと、KANA3001復帰プロジェクト(注:須藤の独断です。)の味方になったくれると確信した。
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