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初恋暴き
次は…あの時間に行こう。
向かう先、それは白井理彩の幼少期。
彼女の初恋頃だった。
「初恋ぃ?そんなの訊いてどうすんの?」
酒が入った勢いでそんな事を訊いたのが始まりだった。
「何となく。」
「そりゃねー、確か…五歳の頃、何でか泣いてた時に励ましてくれたお兄さん。
あの人、カッコ良かったなぁ!」
「……ふーん…。」
理彩の初恋の人を見に来た。
何か腹立ったから!
そのあと昔の何かの集合写真を見せて貰い、理彩の顔は覚えた。短髪眼鏡だった。
今のイメージとはだいぶ違う。
さぁ初恋相手よ…来い。