夏と言ったら「トウモロコシと猫」を思い出す。
夏。暑い。いや、熱いかも知れない。
まだ誕生日にもなっちゃいないのに、くたばりそうだ。
こんなに暑いと思い出すのがウチの猫のトウモロコシ食いだ。
夏にトウモロコシは定番。
最初は父だった。
塩振った蒸したトウモロコシを食べようとして、お茶を用意してるあいだの事だったらしい。
皿から消えたそうだ。トウモロコシが。
机の下から物音がしたそうだ。覗くとそこに猫がいてトウモロコシを食べていたそうだ。
それから母は父だけでなく、その猫の分も用意するようになった。
その猫はもともとノラ猫。
最初はガリガリだった。肋骨が浮き出ていた。
一、二年前にはそこまで綺麗には食べなくなった。豊かになったのでしょう。
だが、最初は器用に前足で回転させて奇麗に芯だけにしていた。ガツガツしていた。
まるで手で毟ったように。
一度、かぶりつき過ぎて、牙が芯に刺さって、もがいていたこともありました。
TVでトウモロコシを見てね、芯も見て、つい思い出してしまったことでした。
猫との思い出です。