胸にかけて!胸に!
ビュウメスは斥候部隊の一人の胸に手をあてると同時にビュウメスは自らの魔力を高めていった。
麗菜達はなにか魔法を発動させるのかと思っていたのだがビュウメスはその魔力を魔法へと変換することなく純粋な魔力のまま斥候部隊の隊員に無理矢理注ぎこんだ。
ビュウメスに魔力を流し込まれた瞬間に隊員の身体がビクン☆ビクン☆と震えだし、その背が弓なりに沿っていく呼気は「ハッ……ハッ……」と荒くなり、そして最後にはその目をカッと見開き叫びだした。
「ハッ…ハッ…アッー!アーツィ!アーツ!アーツェ!アツゥイ! ヒュゥー、アッツ!アツウィー、アツーウィ!アツー、アツーェ! すいませへぇぇ~ん!アッアッアッ、アツェ!アツェ!アッー、熱いっす!熱いっす!ーアッ! 熱いっす!熱いっす!アツェ!アツイ!アツイ!アツイ!アツイ!アツイ!アー・・・アツイ!」
『…………』
啞然と隊員の変化を見ていた麗菜達は一体何をビュウメスがしたのか分からなかった。
隊員の意識が戻ったのは目を見開き、叫んでいることからも判断できたがアレはビュウメスが魔力を注入したせいだろうが脳が今起こっている状況をうまく整理ができていないのが現状だった。
「どうやら、意識は戻ったようですね(半ギレ)」
ビュウメスがそう隊員に声をかけるが、現状が理解ができていないのか「ファッ!?ビュウメス様?ナンデ!?ドユコト!?」と声をあげていた。動転している隊員に軽く説明をしたのちに隊員が自力で動けるかどうかを試してみたのだが『魔核』の不調のため一時的に平衡感覚が乱されていることが分かった。
「も、申し訳ありません……」
「仕方がないでしょう、『魔核』の汚染を無理矢理に押しやったのですからね」
「すいません、なにをしたのかサッパリ分からなかったんですけど~」
ビュウメスがしたことは『魔核』の汚染をされた者の『魔核』を自身の魔力で上書きするというものだ、『魔核』の汚染をしているのは汚染をされている者の身体、精神に影響を及ぼす魔力なのでそれを上回る魔力で『魔核』の中の魔力を満たしてしまえば『魔核』の汚染をしている魔力を取り除くことができる……ということだ。
「──ということです。副作用として魔力を注いだ者の魔力に応じた症状がでることですね、私の場合は身体中が熱くなる副作用になります。」
ビュウメスの説明に一同は『はあ……』と一応の納得を示したところで、ビュウメスが「それでは、皆さんも手伝ってください」とお願いしてきた。どうやら、この方法は必要な魔力量が多いらしくビュウメスだけでは斥候部隊の全員を治すことができないので麗菜達に協力して欲しいようだった。麗菜達でも一応魔力を操作できるので、斥候部隊の目を覚ましていない者達に魔力を注でいった。
麗菜の場合
隊員:「ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ アーイクッ・・・」
じんわり魔力が『魔核』にしみ込んだようでじんわり起き上がってきた。
霹靂神の場合
隊員:「太すぎるッピ!」
霹靂神が保有する魔力が多く注ぐ魔力量が多すぎたのか跳ね起きた。しかしながら、身体的な負担はかなり強いようだった。
憂の場合
隊員:「ンギモッヂイイ!」
起き上がってはこなかったが回復量としては一番であったが隊員はなぜか回復時はずっと腰がガクガクしていた。
ノブキの場合
隊員:「アーキキソ」
前衛職ゆえかノブキは魔力量がそれほど多いわけでもなく、目を覚ますことはできたが効力は強くはないようだった。
斥候部隊の面々を回復させることに成功した一行はビュウメスに従い、ビュウメスの命令で待っていてくれている本隊に戻り撤退することとなっていたが斥候部隊の面々も本調子ではなく周囲を警戒しながらのゆっくりしながらの移動となっていた。その間にビュウメスは斥候部隊の『魔核』を汚染し霹靂神に倒された魔物について情報を集めていた。
「しかし、奇怪ですね……成人男性の姿で全裸で空中四つん這いで犬の鳴き声で回転しながら、体当たりをしてきて、しかもそれが感染するとは」
「オレもそう思います。あれじゃあ、ただの犬野郎ですよ」
「しかし、そんな魔物の情報など今までなかったというのに……なにが……」
ビュウメスは斥候部隊の面々と話していたので自然と生徒達だけで何となく集まることになった。そんな中で憂は両脇に手をやり、しきりにさすっていた。
「憂どうかしたのか?」
ノブキの言葉に憂は答えずらそうにしていたがポツリと。
「ブラが……ブラがね蒸れて擦れて痒いんだ──。」
憂は男だ、それなのに称号<男の娘>の影響か適正職<聖女>となっており現在憂が身につけている装備品は聖女シリーズと云われる女性用のもので聖女シリーズには一品ずつ全ての品に特殊効果があり称号<男の娘>の効果でさらに効果を高めることができた。そのため憂の安全のためにも聖女シリーズを身につけることになっており、パンツは死守したが抵抗虚しくブラは恋人の涼香の説得で身につける約束となっていた、どうやらブラを初めて長時間身につけたことによるブラの弊害が憂を襲っていたらしい。
悲しげに両脇を手でさする憂にノブキは「すまん」と謝るのだった。
<聖女のブラ>効果:敵性魔力カット25%・治癒魔法効果上昇15%・使用魔力減少10%
裏効果:育乳(微)ある程度まで胸が大きくなりやすくなる
影で進む憂の女体化、その時憂は恋人の涼香は二人の行く末は……ちなみに現段階でAカップはあります。
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