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不浄者は凶神になり斜めな成長する  作者: ジャック・レイ・パール
凶神発生
43/112

入浴は全裸で古事記にも書いてあるって…ハッキリわかんだね

透輝は入浴中

 入浴中に銀髪に紫眼の『凶神化』が解除できたと思ったら、黒髪に戻ったものの赤と青のオッドアイになった。しかも、何かしらの事情を知っているだろうパトラの声が頭に響いてきている。これが透輝の現状だ、ちなみに入浴中だったのでもれなく全裸である。実は入浴前に自身の『男の尊厳』が『漢の尊厳』にパワーアップしているのを確認して<マジカル☆えろげ☆チ〇ポ>か……と嬉しいのかなんなのか複雑な心境だった透輝はこの短時間で百面相である。


「パトラか!なぜ今話しかけてきた、こちとら全裸で入浴中じゃ!着衣で入浴中って聞いたことないけどな!あ、けもの○○○○(ピーーー)かな?」


 透輝は仁王立ちで『称号』<マジカル☆えろげ☆チ〇ポ>の影響でブルン♂ブルン♂の状態のナウい♂息子を振り回しながら狭い3点ユニットバスのなかで虚空に話しかけてみる。


『……私としては早々に連絡をとりたかったんだけどね。』


 煮え切らないパトラの返答……透輝はブルン♂ブルン♂状態だと体を冷やすので湯船に戻る。

 しかし、パトラは連絡がとれないような状態だったのだろうか……。それ以前にどこから話しかけてきているのか、どこの誰かなどまったく知らない正直言って夢の世界で出会った人物だと言われても納得できる。しかし、透輝の『凶神化』を考えるとパトラは存在するのは確実だった。


『酷いな…私の存在を疑ってたの?しょうがないかもしれないけど……傷つく。』


 パトラの女の子らしい反応に透輝は狼狽える、なにせ、パトラのような乙女なリアクションをとるものは透輝の周りにはいなかった。まあ、パトラが女性なのに全裸で虚空に話しかけている透輝はまごうことなき変態のレッテルものだろうが……。


「ってそうじゃねえ!今、俺の思考をよんだな!?」


 そう、パトラが透輝の考えをよんでいた、つまり考えはパトラに筒抜けということだ。透輝は反射的に下を向いて思考を空にして思考をよまれないようにしようとする。全裸ゆえに下をみると息子♂が「やあ父さん」状態だけど……。


『……全部じゃないよ、少しだけ。わかるのはそれだけ』


「それにしたって、いい趣味とはいえんがな……。」


 真面目な話をするなら風呂から上がった方がいいだろうか?でも、風呂の方がリラックスできるし……と透輝は悩んでいたがそもそも、パトラとのコンタクトの条件すらわからないのだから現状のままのがいいだろうと判断した。


『お風呂は上がっても大丈夫、あと視覚は共有してるから……見えてるというか……。』


 どうやら、透輝の見えているものがパトラにも共有されるらしい、そして透輝が先ほどから凝視していたのは自身のブルン♂ブルン♂の状態の『漢の尊厳』だ。つまり、青髪エルフの少女にナニを見せ続けていたわけだ……。


「……。」


『…………。』


「それで、パトラ……今になって連絡してきたのはなんでだ?」


『!?、お風呂からでないの……?』


 透輝としては冗談じゃない、直に見られているならまだしも視覚の共有で目に前にいないのなら恥ずかしくもない、風呂で電話するようなものだという感じだ。しかも風呂に入ってから5分とたっていないのだ湯冷めするしもっと長くつかりたいのだ。


『そんな理由……。』


「ああ、そうか考えがよめるのか。ま、諦めてくれ風呂からあがりたくない」


 パトラに視覚が共有されていると知った今、透輝はちょっとした、悪戯(いたずら)に自身の『漢の尊厳』を凝視してやるとパトラから『あうあう』とか『う~』とか思念が届いて面白かった。


「いやなら、視覚共有を止めりゃあいいのに……。」


『い……いや……でもないというか』


 なるほど、ムッツリか……。透輝はムッツリに『尊厳』を見せるべきではなかったかとバツが悪かったがそこに慌てたパトラの声がとんできた。


『そ、そんなことより私が連絡できなかった理由だよ!?』


 露骨に話題を変えてくる焦り気味なパトラだったが、透輝としてはこのままムッツリについての検証をしてもよかったのだが……。


『トウキと連絡できなかったのは『凶神化』の影響なの……。『凶神化』はトウキの存在を昇華するのに私も使われてるからそっちにかかりっきりになっちゃうのが原因。』


「?パトラも使われてる?どうゆうことだ?」


『えっとね、トウキが『凶神化』してる時はね瘴気に莫大な魔力を混ぜて「小凶神(こまがつかみ)」になってるんだけどその魔力が滞りなく均一になるようにするのにすごーく労力が必要でトウキに連絡できなかったけどトウキが自力で『凶神化』を解除したから念話ができるようになったのッ』


「なるほど、『凶神化』を解除できてたのか、じゃあステータスカードを確認してみるか」


 透輝はそうしてステータスカード先程まで見ていたステータスカードを改めて確認する。


===============================

峯島透輝 17歳    ランク:810


神格:小凶神

適正職:不浄者


筋力:1300

体力:1200

敏捷:999

最大保持魔力:∞/3200

精神力:1919

防御力:1850

防魔力:6000

瘴気 :23000

<スキル>

不浄魔法・凶神魔法・特殊神聖魔法・粘魔生成・魔蟲創造・粘性体・凶神覇気

蟲毒法・凶神化・不浄簒奪・新生・感知・三重之穢・自動再生・自爆・異種交配・言語理解


<称号>

神格者・最終蟲毒進化・最終救済者・穢れの神・マジカル☆えろげ☆チ〇ポ


==========================


「おお~ステータスが下がってるな……。」


 大体、桁が一つ減っている。『凶神化』を解除できた時に全身の活力感などもなくなったのでステータスが減少していたとは思ったが結構減少していたらしい、これなら力の制御もできることだろう。透輝はニヤリと笑う。


『そうだね!あ、あとのことはお風呂の後で!』 


「あ、おいコッチからの連絡か!?」


 残念なことに返事はなかった。


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