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不浄者は凶神になり斜めな成長する  作者: ジャック・レイ・パール
凶神発生
42/112

力を抑えなきゃ

ストック貯めたいなあ、無理っぽいけど

 大賢者のダンジョンの底、神格『小凶神(こまがつかみ)』を得た透輝は膝から崩れ落ちいた。自分がスライムに襲われて左腕を切り飛ばされ気絶し起きてみれば、気味の悪い脱皮し左腕は再生、しかもステータスは爆上がりで神格を得たのだという。


「盛り込み過ぎだろッ!」


 透輝そう言ってダンジョンの床に右手を叩きつける__!


ズゴン____!!!


 轟音が響き渡りダンジョンの床が大きく陥没する、透輝は何気なく拳を振り当てただけだが、その凶悪なステータスはその力を十二分に発揮した。2mほどの楕円に陥没した穴の中央で透輝は戦慄する別に全力でもなく振った拳でこれである、しかも余力が……全力ならばこんな中途半端な威力ではないと感じる。


 そんな時ちぎれた左腕が透輝の前にゴロンと転がってきた。どうやらさっきの振った拳の衝撃で転がってきたようだ。自分の左腕があるのに古い左腕が目の前転がってきている、なんとも形容しがたい感情が涌いた。ブレスレットはついたままだったが外れないので無視していいだろう。


「どうしよう、コレ(左腕)……。」


 そのままにしておくには申し訳ないし、かといって持ち帰りたいなどと酔狂なことは言いたくない。そこまでいったらヤバい奴である、折角大量にわけのわからないスキルがあるのだ何か使えるようなスキルはないだろうか?


 そこで透輝の目に止まったのは『粘魔生成』だった。


========

粘魔生成

魔力と必要分の栄養素を使い粘魔系魔物を生成でき体の一部としての活用も可能、個体の特徴なども自由に設定可能だがその分コストがかかる。

========


 これで、スライムを生み出して、その中に左腕を保管しておけばいいんじゃないか?別に持っていくつもりもないが腐っていくのも忍びないだけなので多分放置だが別にそこは気にしなくともいいだろう。


「といったワケで~早速『粘魔生成』!」

 

 なんとなく使い方のわかる透輝は右手に魔力を送りそれをスライムに変換するイメージを固める、するとズルズルと右手からスライムが湧き、吐き出される。それが腕一本を取り込めるだけの大きさになると透輝は生成するのをやめた。


「ま、こんなもんで大丈夫だろ……。」


 透輝が生み出したスライムは透明であったが重力に逆らうかのフォルムで楕円形の形をしていた。この生み出されたスライムの特性は『保存』だ、生み出されたスライムは早速透輝のちぎれた方の左腕を取り込みはじめものの数秒で体内に取り込んでしまった。


「よし、左腕はこれでいいだろ、脱皮した皮は……放置でいっかー触りたくねえやなんか死体にしか見えないしなー」


 透輝が脱ぎ捨てた皮はそのまま放置、左腕はスライムにとりこまれて保存された。透輝は一仕事終えたというように体を上に伸ばすとひとまずは拠点に戻ることにしたのだった。


 拠点には慎重に向かった、辺りを警戒してではなく、ステータスが高過ぎるがゆえの破壊を恐れてのことである。幸いにも慎重に進んできたお陰で何箇所かが陥没した程度ですんだ、力を制御することは相当に神経を使い労力が必要になるのだった。



 そして、神格を得てから初めてトイレ付属品の鏡に立った時、透輝はようやく自身の容姿の変化に気づくことができた。


「うそん。」


 透輝の頭髪は色の抜けた白髪に変わり、その双眸は紫眼へと変化していた。更に透輝は気づいてはいなかったが肌のハリやきめ細やかさ、白さなども脱皮前に比べると格段に向上していたが必要だったのだろうか?


「ハア~、まあいいや、いやよくないけど。とりあえず風呂にでも入って考えよう……。」


 そして透輝がお湯を出そうとしたが『バキッ』と掴んだ蛇口が壊れてしまった。透輝の膂力に耐え切れなかったのだ。魔道具と化した存在だからかすぐに修復したがそれでも透輝の精神ストレスは溜まった。


 それからなんとか風呂にお湯をはることができたところで失態に気がつく。


「この服どうやって脱げばいいんだ?脱げぬではないか!」


 そう、透輝の身にまとっている衣装は勝手に透輝に装着されたもので、なんとつぎはぎもなくどうやっても脱げない構造になっていた。と、透輝が右往左往していると透輝の装衣は霧のように消えると透輝に取り込まれるようにして消えたのだった。


「……。」

 

 とりあえず、もう風呂に入ってゆっくり考えることにした透輝だった。そうして、透輝は入浴しながら自身の銀髪になった髪をイジりながらステータスカードを眺めてどうしたものかと透輝は思案する。現状ではどうにかしてステータスを下げるか力の制御ができなければダンジョンの探索で崩落を起こして死亡などがおきかねない、無論神になったらしいので死ぬのかまではわからないが……。


 とここで、透輝はあることに気づく、今の自分は『凶神化』している状態なのではないかと……。現在のステータスは以下の通りだ。


===============================

峯島透輝 17歳    ランク:????(状態:小凶神)


神格:小凶神

適正職:不浄者



<スキル>

不浄魔法・凶神魔法・特殊神聖魔法・粘魔生成・魔蟲創造・粘性体・凶神覇気

蟲毒法・凶神化・不浄簒奪・新生・感知・三重之穢・自動再生・自爆・異種交配・言語理解


<称号>

神格者・最終蟲毒進化・最終救済者・穢れの神・マジカル☆えろげ☆チ〇ポ


==========================


 最後の称号が光っているが、それより注目すべきはランクのとなりの『状態:小凶神』だ。これは『凶神化』の影響だと思われる。ならばこの『凶神化』を解除すればいいのではないか……。透輝はそう考える早速『凶神化』を解除しようと試みる、入浴しながら……。精神を統一し心を落ち着かせ自身のエネルギーを抑えるようなイメージをして5分ほどたつと急速に自身の力が収束するのを感じた透輝は浴槽から立ち上がり鏡の前に立つすると髪をは黒髪に戻っていたが双眸は右目は赤に左目は青のオッドアイに変化していた。


 透輝はポカンとした表情を浮かべていると、どこからか声が聞こえてきた……。


『トウキ~やっと言葉が届けられるよ~』


 それは間延びしたパトラの声だった。











続きが気になればブックマークと↓の評価オナシャス☆

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