表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/16

王国剣士クリスの実力

中田は調教師をやめて無職になった。次はコンビニバイトで生計を立てようと決めていたので迷わなかった。

高校生バイト「中田サンいい加減仕事覚えてください!」

中田「すまないな細山クン。ブリブリのことが気になって仕事が手に付かないんだ」

細山「わかります。俺もブリブリレジェンドのファンの一人でね…あの時のことは忘れられないな」




当時、細山は自殺を考えていた。自殺の名所である岬に来ていた。

細山「こんな世の中もう嫌だ、死んですべてを終わりにするんだ…」

そしてガケに身を投げる寸前で声をかける男がいた。それが石見沢だった。

石見沢「死んじゃダメだよ」

細山「そうですね」

こうして思いとどまったそうで、細山は今もあの時の石見沢の言葉が忘れられないという。




中田「そんなことが…驚いたな。その話をしたのは俺だけにかい?」

細山「ブリブリレジェンドはどこの厩舎に移籍するんですか?」

中田「それがね、まだ決まってないんだ。ブリブリが嫌がってるそうなんだ。

  俺は中田調教師に育てられたんや、引退するまで中田サンの下で働くんや…って…」

細山「そうなんですか」



皐月賞はレコードが2着に6馬身差をつけて勝利した。

しかしスタンドのファンは知っていただろう。知っていたからしらけていた。

ブリブリの出ていないレースなどおままごとだということを。

そして泣いた。ブリブリのために。横村も泣いた。


レコードに乗ったマイケル騎手「ブリブリレジェンドが出ていたら?それはちょっと言い辛いね。

         だってレコードの馬主とかもこの映像見てるからね。気を悪くしちゃいますよ。

         ま、正直ブリブリの方が格上ですね。運だけで勝ったようなもんです」


次の日マイケルはレコードを降ろされた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ