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死にたい俺と生きたい私

作者: 夢六

よろしくです

「何故生きたいの?」

俺は問う

「死にたくないからよ」

私は答える

「何故死にたいのよ?」

私は問う

「生きたくないからさ」

俺は答える

「じゃぁ何故死にたくないの?」

俺は問う

「生きたいからよ」

私は答える

「じゃぁ何故生きたくないのよ?」

私は問う

「死にたいからさ」

俺は答える

「生きてどうするの?」

俺は問う

「死と言う恐怖と戦うのよ」

私は答える

「死んでどうなるのよ?」

私は問う

「生と言う苦しみから解放されるのさ」

俺は答える

「じゃぁ俺の体をあげるよ」

俺は言う

「いらないわ」

私は答える

「何故?」

俺は問う

「私のまま生きたいからよ」

私は答える

「そう…残念だ。また退屈な日々を送らなきゃいけないのか」

俺は呟く

「良いじゃない…生きれるんだから」

私も呟く

「俺は死にたいよ」

俺は叫ぶ

「私は生きたい」

私も叫ぶ

「「でもこの運命には逆らえない」」

俺(私)と彼女(彼)が言う。


この日、彼は泣きながら生き延びた。

この日、彼女は微笑みながら死んだ。



こんにちは夢六です。

今回は暗い感じです。


感想待ってます。

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