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第十三話 王都到着

今日は2回投稿できるように頑張ります。

起きたらそこは王都だった。

始めてみる王都はものすごく大きかった。

城壁も門もそして真ん中にそびえたつ王城もニアラス伯爵領とは比べ物にならないくらいに大きかった。初めて見る王都に感動している俺に家族はニコニコしながらみまもっていた。

ゼノ兄は「最初は感動するよな」って言ってくれて馬車の中からいろいろ教えてくれた。


そのあと俺たちは王都にある屋敷に向かった。

屋敷について部屋でゆっくりしていると父さんから呼ばれた。

俺は何かあったのかと思いながら向かうと


「先ほど陛下からお呼びがあった。ルイトもだ。一緒に来てくれ」

そういって俺はメイドのティアナから正装に着替えさせられ、皇宮に向かった。

皇宮につくと近衛騎士たちに連れられ談話室のような場所に連れてこられた。


少し待っていると皇帝陛下が入ってきた。

皇帝陛下はものすごく若かった。下手したら父さんと同じぐらいじゃないだろうか。

入ってくると早速本題に入った。

「今回は娘を救ってくれて本当にありがとう」

「いえ、私は当然のことをしたまでです」

「一人の親として礼を言う、本当にありがとう。それで報酬だが、何がいい?やはり三男となると爵位がいいかな?」

「私としては、父や兄などにお願いしたいのですが..」

「君自身はいらないと?」

「私としては冒険者になりたいと思います」


すると陛下が悩み始めた。

「今回ルイト君がゴブリンを瞬殺してさらにシアでも治せなかった傷を治したとも聞いている。そんな子を私としては手放したくないのだが...」

「ちょっとお待ちください。なぜ陛下がそのことを?」

父さんが陛下にそう質問した。

「近衛騎士から報告を受けたのだが...」

「申し訳ありません陛下。そのことは治療をする代わりにたとえ陛下にでも他言無用と殿下とお約束いたしたはずですが?」

すると陛下は驚いて後ろに控えていた男の人に確認しはじめた。


「すまん、今から宰相に確認させる」

その言葉で俺はその人が宰相であると初めて知った。

宰相は陛下と同じようにとても若い人だった。

宰相は陛下と一言二言話してから部屋から出て行った。


少し時間が経って宰相が戻ってきた。そしてその後ろにはシア殿下がいた。

シア殿下は宰相自ら呼びに来たことに戸惑いを覚えていたが、俺たちを見て驚いていた。

そして陛下がシア殿下に俺たちにした話をすると、「申し訳ございませんでした」突然頭を下げて謝った。俺たちは驚いて急いで頭を上げるよう言い、シア殿下は頭を上げてことのしだいを陛下に報告し始めた。


そしてシア殿下の話が終わると陛下は難しそうな顔をしていた。すると、ドアがノックされ若い男の騎士が入ってきた。

「失礼します」


すると陛下がことの次第を話し報告したのが誰なのかを聞いた。

すると騎士は「ジーノアス・フォン・マクロアス、今回の護衛の団長です」と答えた。



すると陛下が「この場合はどうなる」と宰相に聞くと

「普通は報告義務がありますが、今回は上位のシア殿下が了承しているため報告してはいけませんな。ですが陛下にもダメとは少し気になりますがな」


そう答えた。すると陛下が父さんに「わしが聞いてもダメか」と聞いたが父さんも首も縦に振った。すると陛下が「ではラドルド皇帝としてではなく、アルバードの友人ラドルドとしてきこう。話してはくれんか?」さっきまでのオーラとは全く違う知人といった雰囲気になった。


すると父さんが、「本当は陛下に報告しなければいけないことは知っている。だが、報告すれば必ずルイトは軍に駆り出され、ずっと前線に送られるだろう。親としては子供が望んでもないのにそうさせられるのは納得がいかん」そういうと


「では爵位を受け取ってくれんか?それで前線送りはなんとかなるだろう」そこで父さんも悩み、俺の方を向き

「ルイト、俺はラドルドの提案を受け入れてもいいと思う」

そう言った。俺は悩んだが

「父さんが言うならいいよ」

そう言った。こうして俺は若干5歳で貴族になった。


そのあと俺の爵位の話になりそれがひと段落したところでシア殿下が、

「ルイト様1つよろしいですか?」

と聞いてきた。俺は殿下にさま呼びさせるわけにもいかず


「殿下、ルイトと呼んでもらって結構です」と言ったら

「わかりました。ですがルイトもできれば口調を崩してくれると嬉しいですけど」と微笑まれた。

俺は戸惑ったがここであまり断るのも悪いと思ったのでわかりましたよろしくお願いしますシア殿下と言った。決して笑顔が可愛かったからではない。と思うけど、、殿下もいらないと言ってきたが流石にそれは了承できずシア殿下で納得してもらった。


「それで聞きたいことて何?」


俺がそう聞くと

「聞いてはいけないとわかってはいるのですが騎士の傷はどうやって直したのでしょうか?あれは治癒魔法とは違うものだと思うのですが...」

と言われた。正直あれが治癒魔法ではないことに気づいたのはとても驚きだった。

しかし正直に答えることもできず困り、俺は父さんの方を向くと父さんが

「俺が説明する」

と言った。そこで父さんが

「ここから話すことは他言無用でお願いします。もしも情報が漏れた場合我々はこの国をさります」

そう言った。普通ならそれがどうしたと言う感じだが、我がニアラス伯爵家は帝国内部でもトップクラスの財力と帝国一の騎士団など帝国で最も武力を持っているため帝国側としても手放したくない家である。


また、先程の会話からもわかる通り元魔法師団長である父さんと陛下は古くからに知り合いで陛下が冒険者をしていた頃パーティを組んでいた。

そのため友人を失いたくないと言うことでもある。


陛下が了承したことで他の人も了承したことを確認し、俺は話し始めた。

「俺は他の人に比べて多くの加護を持っています。そして俺は精霊の力を借りることができます。常にではありませんしもちろん多くの魔力を消費して1日1回しかできませんが」


そう言うと陛下はとても驚いていた。これには嘘も多くあるがそれは仕方がないと割り切った。

陛下は「確かにこれを聞けば軍はルイト君を軍に入れて前線に行かせたいだろうな。精霊に力を借りれるとは凄すぎる」

そういいその後に

「言ってくれれば俺もなんとかするのを協力したものの」

とため息交じりに行った。


父さんは

「それではこれからは頼るよ」と言った。

そこからはいくつか具体的な話をし、爵位はお披露目会の前々日である明後日に行うことになった。そこで陛下から俺と殿下に退出するよう言われた。

父さんと話がしたいらしい。俺たち2人は部屋を後にした。

もしも


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