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第43話「犯人の正体」
笑は俺一人だけで保健室に運んだ。
そして、30分程で目を覚ました。
少し警戒していると、
「もう大丈夫だから。」
と言って立ち上がった。
「体に異常ないか?」
あれだけの攻撃を受けたんだから何かしら代償はあるんじゃないのかと思ったが、
「ええ、特に大丈夫。後、嫌がらせした奴の正体が分かった。」
と逆に衝撃的な事を言われた、流石だ。
「無事で良かったよ。で、その嫌がらせした奴の正体って・・・。」
「うん、ありがとう。」
笑はいつもとは違う自然な微笑みを向けた。
不覚にもその姿に少しドキッとしてしまった。
「嫌がらせしてきた奴の正体は、恐らく佐渡愛香っていうBクラスのやつ。今回体を乗っ取られたときに、闇の力で干渉したらその子の気配がした。」
佐渡か・・聞いたことない名前だな、後で調べてみるか。
「なるほどな・・でも精神干渉で正体が分かるならとっくに他の奴らも分かるはずだろ。何で笑だけ分かったんだ。」
「精神に干渉する能力は闇能力者特有で、例え闇能力を持っていても、完全に意識が操られたらそんな余裕はないから。」
流石学年トップは伊達じゃないな。佐渡の能力を使われても意識を持っていかれなかったのは笑だけか。
「ちなみに佐渡は確か成績トップ5に入る実力。その他のことは知らないけど、優秀な人間だからこそ裏がありそうね。」




