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第35話「正体不明の敵」

恵とあの二人の様態はとりあえずは落ち着いていた。それにしても一体・・・。


「あの嫌がらせ、正体不明なんだよ。しかもしばらく音沙汰がなかったのにまた・・・。今まではちょっとした嫌がらせで意識を持っていかれても誰かが気絶することはなかった。今回のはあまりにも卑怯だ・・・。」


爽馬の悔しそうな顔を見れば色々手を尽くしたことは分かった。


「正直嫌がらせってレベルじゃないよな。何か手がかりになりそうなことがないか気絶した二人に聞いてみるか。」


あの時の二人は明らかに人格が変わっていた。

いじめていた一人目、才羽愛名さいばあいなは普段温厚な性格で、誰かを傷つけるような柄じゃない。


二人目、上田冷うえだれいは笑の囲いだが、多分笑に害をなさない限り何もしない感じがある。


そして二人は仲が良いタイプでもない。

あの時の人格は完全に操られていたように思える。

しかもどうやって恵を気絶させたんだ・・全く見えなかった。


「精神系の能力の持ち主の可能性が高いね。二人は明らかにいつもと人格が違ったし、普通だと目立ってる笑ちゃんや恵ちゃんの方がターゲットになりそうだよね。」


琢磨の言うことは最もだ。

彩夏ちゃんはアイドルを目指しているし可愛いとは思うが、恵や笑ほど目立つかと言われるとそうでもない。裏しかない、嫌な予感がする・・・。


「ここまで来るともう彩夏ちゃんだけの問題じゃないな。俺らのクラスに手を出せて、笑や真梨絵の目をかいくぐれるやつを探し出すぞ。」

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