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第18話「勝ち負け」
七海先生?!
「馬鹿もん、まだ黒蛇は使いこなせないだろうが。暴走したらどうする。」
先生はそう言うと、持っていた竹刀で笑の尻を叩いた。
「痛っ!」
「お前は優秀で今までこんな思いしたことないだろうが、教員としてしっかり指導させてもらう。」
「七海先生ー!僕の教え子がすみません!」
遅れて現れたのは、闇属性の西田先生。
扱いが難しい闇属性は定期的に個人にあった個別指導が入ると聞いたことがある。
恐らくその顧問なのだろう。
「今回は彼女が珍しく子供っぽいやらかしをしてしまいました。しっかりしているからと任せてしまっていた私の責任です。」
西田先生はそう言うと深々と頭を下げた。
「・・はぁ。二人とも、続きは職員室で話そう。」
三人は職員室の方へ向かっていった。
勝負は流石に無効かな。
「今回は私たちの負けね。笑があんな暴走するなんて思ってなかった。・・少し話しましょう。」