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やっと見つけた♡ アレク王子視点


「王子、私のお父様が今度家にと」

「王子、今度お菓子を食べにいらっしゃいません?」

「王子…」

顔を出した途端これだ。みんな王子王子。王室に取り入ることしか考えていない。

めんどくさい。

それに私は心に決めた人がいる。いくら、結婚が遅くなったとしてもあの人としかしない。

まあ、名前すらわからないんだがな。

でも、必ず見つけて結婚する。たとえあの人に相手がいたとしても殺してでも、こっちを向いてもらう。監禁はもちのろんだ!


あの人は、私のことを救ってくれた。私の女神だ。

初めて救われたのは5歳の時だ。

母様がユニファを妊娠した時だ。あの時は使用人に裏切りがいて、母様の食事に毒が入れられ、母子ともども危険な状況になった時だ。王妃と第2王子が生命の危機に陥ったということで、父様も焦り、何かあれば2人のそばにいた。私は、まだ子供だったため具合の悪い母様から離された。ユリファが生まれるまで約9ヶ月一切会うことができなかった。私はひたすら1人で勉強と向き合った。母様は会うのが難しいとしても父様なら勉強を完璧にこなせば少しは私も気にしてもらえると思った。しかし、ユリファが生まれるまで一切話しかけてもらえなかった。忙しいのはわかってた。でも、あの時は小さかったわたしには会えないことが辛かった。

ある日、庭で休んでいたら同じくらいの歳の女の子に話しかけられた。その女の子は綺麗な銀髪で顔もものすごく綺麗な子だった。

「はじめまして。君、ものすごく綺麗だね!宝石みたいにキラキラしてる。」

「え、あ、ありがとう」

その女の子は今までの子と違い心から話してくれている気がした。私とその子はその日ずっと話していた。私が落ち込んでいる理由を言うとその子は

「君のお父さんは君のことを忘れているんじゃないと思う。ただ今はいっぱいいっぱいなんじゃないかな。今は話せないとしても君は1人じゃないよ。寂しい時はそばにいてあげる!」

「ぐすっ、あり、が、とう」

その後、弟は無事産まれた。母様も体調が良くなった。女の子はそのタイミングを見計らったように会えなくなってしまった。

しかし、私はあの時からあの女の子をあいしている。

どうしたら会えるのだろう。

あの子に会いたい。






回想終わり お茶会シーンへ戻ります


そういえば、クイナはどこに行った。あいつ逃げ出したな。

どうせ、バラ園あたりにいるのだろう。探しながらここから逃げよう。


「失礼、邪魔したね。」

やはりここにいたか。

「し、失礼しました。私はもう行くのでごゆっくり。」

ん?だれか一緒なのか。珍しい

ガチャっ

「きゃっ」

「失礼!怪我はないか?」

……この子は綺麗な銀髪で綺麗な顔の女の子…

あの子だ。こんなところに。やっと会えた。ここに来ているということは婚約者候補なのだろうけど初めてみる。何故こんなところに?名前は?なぜ、クイナと2人きりなんだ?

あの子だと確信した瞬間色々な疑問とクイナへの嫉妬心が出てきた。

はっ!とりあえず話そう

「大丈夫か?」

「あれ、そこのご令嬢はどうしてここに?」

「あ、私は、バラ園が綺麗だと聞いたので一目見たくて。ご挨拶が遅れ申し訳ございません。リーリア公爵家のアーリア・リーリアと申します。」

アーリアと言うのか。名前まで女神のように可愛い名前だ。

「ああ、君がいなかった子か」

パニクりすぎて少し嫌味っぽくなってしまった。どうしよう。嫌われていないか?嫌われてたらもう生きていけない。

「申し訳ありませんでした。それでは、私はこれで失礼します。」

あ、行ってしまった。

てか、今逃げるように出て行った気が…

やはり、嫌われたのか?どうしよう

いや、まだ、チャンスはある。とりあえず婚約を申し込もう。いざとなったら王命にしよう。やっと、名前と居場所がわかったんだ。必ず手に入れる。





わたしの女神♡






いつもより分かりにくい文章になってしまいました。ごめんなさい。



これからもよろしくおねがいします。

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