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君の体温
私は17歳
彼は5歳年上だった
始まりはネット、裏垢というものをはじめて彼と出会った。出会ってから一日で、彼と私は趣味も合うからということで付き合い始めた。それからの私は幸せだった、いつでもどこでも彼と通話した。ずっと一緒にいようとか愛してるとか愛の言葉も毎日言い合うほど愛していた。幸せだなとか愛しているだとか、その時の私は浮かれていたんだ。ある日付き合って一週間程で彼から深刻な事を知らされた。
「重い病気にかかった、もしかしたら死んでしまうかもしれないらしい」
嘘?嘘でしょ?どうして彼が?死んでしまうかもしれない?嫌だ。その時私は母に付き合っていることを言い彼の住所を教えてもらい母と私で彼の家に行った。彼はとてもしんどそうな顔色をしていた、「大丈夫?」彼は首を横に振る。私はただただ泣いて抱き締めることしか出来なかった、「きっと大丈夫、大丈夫だから、ねぇ、ごめんね、泣いてばかりで本当にごめんね」