表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狩猟神と知を得た獣  作者: sento
9/12

作戦開始

読者数が百人になりました。しかし、アクセス数は百五十回となっております。なぜか、部数と読者とアクセス数の数が合いません。皆さま、一回だけ読んで、離れるみたいです。そうならないように、これからは語彙力と表現力、文法を上げていく所存です。どうか、試しに身に来た人は、第一部から読んでください。あ、一気にとは言ってませんよ。気が向いたらでいいです。めざせ、来月までにアクセス数三百回!!!

では、どうぞ。お楽しみいただければ幸いです。

「ここに居ろよ。」

「なんで? なんで行っちゃうの?」

 東京のとある住宅にて、ある男が妻と子に別れを告げた。

「お父さんはこの日本を守るために行ってくるんだ。」

「気を付けてね、あなた。」

「ああ、お前たちもな。」

 男が別れを告げ、玄関の扉を開けたとき、

「グギュルゥゥゥゥ。」

 男の前に現れたのは、異獣、アンガー・ウルフだった。

「お前たち、下がってろ!」

 男はまず、子と妻の身を案じ、命令をした。しかし、異獣犬は男に容赦なく嚙み付く。そのまま、男の顔を異獣犬が食い破り、その男の妻と子に近づいていく。

「く、来るな。来るな!」

 必死に男の妻が威嚇する。しかし、そんなものには屈せず、犬は近づいていく。

 異獣犬が跳びかかり、二人が目をつぶった瞬間だった。

 パン、という音と共に、異獣の頭から血が噴き出す。

 何が起きたのか、と妻は目を恐る恐る開ける。すると、そこには心臓の止まった異獣がいた。

「大丈夫ですか! けがは?」

 妻は、やっと助が来たのだと確信し、子を抱きながら、外へ出た。

「すいません、御主人を、救えなかった。」

 妻はいえいえ、と頭を振った後、そのまま、それを深々と下げることに変えた。

「ありがとうございます、この子の命を救ってくれて。」

 救いにきた少年はこう言った。

「なら、せめてでも覚えていてください。あなたとあなたの子を救った私たちが、……今から世界を救うってことを。」

 そういうと、少年はその場を去った。


 妻はあの場所に居合わせた、あの少年の仲間だと思われる女性に連れられ、避難所に着いた。

「ここにいてください。いいですか、この年頃の男の子は活発ですよ、見張っていてくださいね。」

 妻は、快く返事をし、女性が去ったのを確認して、ふう、というため息と共にその場に崩れかけた。


「よし、民間人は全員救助した。あとは、好きなように暴れろ!」

 槍次が発した言葉と共に、アルテミス大隊は東京スカイツリーに向かって、走っていった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ