表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狩猟神と知を得た獣  作者: sento
1/12

始まりを告げる咆哮

この物語は実在の団体や兵器を扱っていますが、事実とは異なります。

始まりを告げる咆哮は突然やってきた。

「緊急事態発生!警備隊は至急、正面玄関に集結せよ。」

 緊急事態宣言。ヒール社の中に突如として鳴り響く警報。窓から外を見て驚く同僚たち。

 何があったというのだ?

「おい、いったいどうし…。」

 私は、そう言いかけ、窓を見た瞬間、顔から血が退いた。玄関では、見たことのない大きさの狼、鷹、ゴリラが警備隊と交戦している。あれはなんだ。嘘だろ。などと、驚きを隠せずに声を上げる同僚たち。

その時は、夢でも見ているのかと思った。しかし、それは違った。あの巨大な獣たちが駆除された後、国連はあの獣を異獣と名付け、度々現れては人を襲う異獣への対処として、異獣駆除国際法を定めた。


 四年後、私の家族はいたって普通だった。あの機構が創られるまでは。

 異獣駆除の指令を受けた組織、異獣駆除機構によって、私は息子二人を連れていかれた。いや、正確には彼らから行った。しかし、それからというもの、息子たちと十年も会えなかった。しかし、結果的には、息子たちに助けられることになる。

 そう、それは今から少し前のことだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ