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第六話:噂の拡散 その3

怪談、それは怪しい話でなくてはならない。

高校生が片手間に書いた作品です。

表現力が足りていなかったり、誤字脱字があるかもしれませんが暖かい目で見ていってください。

前回までのあらすじ

アスノソラはとある情報を頼りにある公園に足を運んだ。

するとそこである会社員と出会う。

※この作品での出来事は全て空想です。

作品に登場する団体は現存する団体などとは一切関係ありません。

12

男性は俺の方をゆっくりとふり向いてこう言った。

「また、僕を貶めに来たのか?なんでだよ」

男性はさっきとは打って変わって素早く立ち上がって俺の方に歩き出し俺の胸ぐらを掴んできた。

それは深厚な叫びだった。


「僕は何もしてない、ただ人を助けただけなんだ。それでなんでこんな目に会うんだよ」

怒っている。

表面だけではない中までも。

半熟じゃない固茹でだ。

「何を言ってるんですか?」

やばいと思った。

何をされるかわからなかった。

俺はいつでも殴りかかれるように準備する。


「知ってるぞ、馬鹿にしてるんだろ?僕をおもちゃにしてるんだろ」

「落ち着いてください」

俺は男性の手を剥がす。

すると男性はハッと我に返りこう言った。

「すまなかった」

これが憤怒....

心を抉られるような悲鳴だった。

「何があったんですか?」


俺は男性から事を聞いた。

「そうですか...」

気の毒だった。


「断片を見ただけで全てを見た気のなりやがって」

どうにかできないのか?そう考えた。

高校生にできることなんて限られている。

でも力になれるかもしれない。

ここで助けないとあの時の解は深夜テンションだったと言うことになってしまう。


訴える。

それについて少し考える。

お金がかかるしたとえ勝ったとしてもどうだ?

世間に流れている負の情報よりも正の情報が早く広く広がったなら現状は変わる。

だけどそれはできるのか?

人の不幸は蜜の味。

そう考えると何もいえなくなった。


俺は男性をまじまじと見る。

すると指に指輪をつけていた。

「結婚されてるんですか?」

「あぁ、子供もいる」

今にも溢れてきそうなものを堪えて彼はそう言った。

「そうですか」

俺はゆっくりそう返した。


「悪かったね。聞いてくれてありがとう」

そういうと男性は立ち上がった。

「家に帰ろうと思うよ」

「そうですか」

俺はマスク越しで見えないであろう笑顔を送った。

男性は歩き出した。

でもなんだか明日に向かっているようには見えなかった。


俺も落とし穴を作ろうと動き出した。


少し時間が経った。

考えた末制作場所を決めて少しずつ土を掘っているところだった。

「うぁぁー」

そういう子供が発したと思われる悲鳴が耳に入ってきた。

俺はその声がする方向に走り出した。

すると倒れている少年を見つけて俺は何があったのかを聞く。

「大きな青色のカエルがいたんだ」

カエル?狼じゃなくて?

「そいつがどこに行ったかわかるかな?」

俺は彼の様子を心配することなく尋ねた。

「向こう」

そういうと少年は砂場のある方向に指を刺した。


俺はそこに向かって走る。

そこにはカエルがいた。

四足歩行ではなく二足歩行であった。

13

花壇に美しい花が並んでいる中に奴は異彩を放っていた。

「こいつも人間だったんだよな...」

深く考えていなかった。

捕まえた後のことを。

奇人たちのところに差し出すのが最善なのだろうか?

それともここで殺すのがいいのか.....

殺す....

処理....

そんな言葉が脳裏をよぎる。


そんなことを考えている時、お構いなしにカエルは俺のところに突撃してきた。

咄嗟なことに俺は避けきれず正面から受けてしまった。

「グハッ」

とてつもない激痛が俺を襲う。

俺は腹を抱えてしまった。


そんな俺に容赦無くカエルはさらなる追い討ちをかける。

舌を伸ばして俺の腹を貫通させた。

「あぁぁッ」

あまりの痛さについ叫んでしまった。

腹には何か生々しいものが流れている。

俺は痛みに耐えながら奴の舌を強く抑える。

しかし反応がない。


感覚がないのだろうか。それとも俺の力が弱いのか。

俺は思い切って手を振り上げて勢いよく刀のように使用して奴の舌を切り裂いて見せた。

「こんなこともできるのか...」

自分の強さに驚いてしまった。


それと同時に自身の腹が再生していることにも気づく。

ここでもまた自分が怪物だと気付かされた。


俺は勢いのままにカエルに飛びかかる。

どんな選択をしようと弱らせるのは必要だと思ったからだ。

俺は奴の顔面を激烈に殴る。

奴はかなり痛そうにしている。

そのまま蹴りを入れようとしたその時だった。


たまたま奴の手が視界に入る。

そいつの指には指輪。

そうあの時の男性がつけていたものと同じものをつけていた。

察してしまった。

奴の正体があの男性であることを。


俺は蹴りを外してしまった。

だが容赦ないカエルは舌を伸ばして刀で切り裂くように俺の腕を切断した。

「あぁぁッ...」

俺は倒れて切断面を強く掴む。

その時、切断面から何かが生えてくるのがわかった。

新しい腕だ。


キモかった。

細く弱々しいく血まみれの腕のはずだった。

気づいた時にはいつも通りの腕に戻っていた。

しばらくその腕を見つめる。

しかし俺はすぐにカエルを睨んだ。


でもその心は相思相愛ではなく一方通行だった。


カエルは俺を見ていなかったのだ。

奴は近くにいたあの少年を見ていたのだった。

カエルは舌を出し攻撃の準備をしていた。

「間に合わない」

この距離では少年を助けられない。

俺は走った。

カエルの元へ

カエルを“殺す”ために。


カエルの攻撃より早く攻撃できたと思った。

そのまま俺はカエルの胸を腕で貫通した。

「うぉぉぉーー」

カエルの悲痛な叫びが俺の鼓膜を通過する。

俺は掴んでいる何かをまるでペットボトルを潰すかのような勢いで潰した。

断末魔を上げたのちカエルは倒れた。

俺の目は勝手に広く開き呼吸が荒くなっていた。

さっきまで生命だったものがあたり一面に広がっている。

自分の手、そして美しい花がグロい赤色に染まった。

「人を...殺した....」

俺は倒れ込み髪の毛を強く掴んだ。

「うぅぅ、、、」

喉から、心から何かが込み上げてきた。


「痛い、痛い、痛い・・・・痛い」

そんな少年の声が俺の耳に入り込み俺を冷静にさせた。

少年に焦点を当てると腕がなくなっていたのだった。

俺の攻撃は間に合っていなかったのだと気づいた。

俺はすぐさま少年の方に向かう。

「どこが痛い?」

「腕が痛い」

俺は切断面を何かで覆った方がいいと考えて服を脱ぎ出す。

しかし腹を貫通され腕を飛ばされた俺の服、そして俺の腕は血まみれだった。

そんな服を使うわけにはいかないと感じたので俺は救急車を呼ぼうと思った。

どんな説明をしたら通じるだろうか。

俺は悩んでいた。その時

「間に合わなかったか」

そこには刀を持った男がいた。

そう沼地だ。

「なんでここにあなたがいるんですか?」

俺を彼に問う。

「情報が入ったんだ。狼がいるって」

俺と同じだ。

「ここは俺に任せて君は帰りなさい。」

俺は言われたままにそのまま家へと向かった。

12

俺は人を殺した。

そう思い悩んだ。

俺の腕は血で真っ赤になっていた。

「俺は....人を....」

目が大きくなる。

髪を触り力強く引っ張る。

息が荒くなる。

焦点が合わなくなる。

腕を見るたびに蘇ってくるあの光景。

でも俺は人を救った。

と言っても腕を無くさせてしまった。

でも救った。

俺は動かなきゃ彼は死んでいた。

なのに、化け物を殺した罪悪感が勝る。

あの時、俺を殺そうとしてきた奇人たちを殺そうとした時こんな気持ちにならなかったのに。


「俺も死んでトントンにしよう」

死。

俺の脳裏にその言葉が浮かんだ。

半端なままこんな行動に出たからだ。

責任、責任って言っておきながら自分の時だけ忘れたなんて......

俺は右手を見つめる。

「この腕はさっきカエルを貫けた。なら俺の胸を貫いて心臓を...」

俺は息を飲む。

俺は胸に手を当て肋骨の隙間から心臓の鼓動を探す。

「見つけた。」

再度息を飲み意思を固める。

そして俺は刺した。

「うぁぁ、、ぁぁッ」

痛みのあまり倒れたしまう。

「10秒くらいだったかな。心臓を無くして生きれるのは」


しかしいつまでたったて死なない。

なんとなく気付いてはいた。

腹を貫かれても再生して腕だって生えてきた。

それにあの時の出来事。


「なんでだよ。なんで...なんで俺なんかにこんな力を与えたんだよ。死なせてくれよ。楽にさせてくれよ。過去だけを見させてくれよ。」

泣いていた。

いつもみたいに泣いていた。

俺はそのままの勢いに任せて首を腕で切断する。

しかし案の上だった。

気づいた時には元通りだった。

「お願いだよ.....」

うずくまった。

「なんで?なんで?なんでッ?なんでッ?」

泣き疲れた。

何かを考える気力が湧かなかった。

13

「あの?大丈ですか?」

俺を呼ぶ声がする。

誰だろう。

俺はゆっくりと声の持ち主を見るそこには中学生くらいの女子がいた。

「あの?お話聞きましょうか?」

彼は下手くそな笑みを浮かべながらそう言ってきた。

「なんで笑ってるんだよ」

ぼそっとこの言葉がこぼれてしまった。





おまけ

日常に怪談をお好みで

第二話:記憶の形

高校に入ってすぐ遠足があった。

俺は誰とも基本話すことなく、受け身でことを終えた。

感想はだるい、早く帰りたい。

俺は家に帰って寝た。


起きた時俺は泣いていた。

思い出した。

いや違う。

記憶になんてなかった。

ただ今更気づいただけなんだ。

あの時のみんなの優しさに。


いかがでしたか?

少しずつでも表現力を手に入れられるようの日々努力します。

では軽く登場人物のプロフィール紹介といきましょうか。

名前:アスノソラ(主人公)

生年月日:2008年4月(16歳)

身長169cm

体重51kg

趣味:絵

説明:意外にも責任感のある高校生。

彼の中の命の順番は

妹→自分より幼いもの→自分→年上

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