第二章 我が名は…プリムラ!【異世界編Ⅰ】
登場人物
【人間側】
花村翔…剣士
村上恵…魔術師見習い
プリムラ…騎士
ハル・マライト…四大魔術師 地属性
アベル・アストロイド…作中最強の騎士
【暗黒教側】
ユラミ・バーン…暗黒教 闇の王直属四大魔神 地属性
ミヨ…暗黒教 闇の王直属四大魔神 風属性
アゲハ…暗黒教 闇の王直属四大魔神 無属性
マヤ…暗黒教 闇の王直属四大魔神 火属性
ガンマ…暗黒教 闇の王の守護者 闇属性
マイルド…暗黒教 闇の王の守護者 水属性
2030年7月14日 午前12時【異世界】
二人はアベルと別れた後、ダイナミック森林に向かった。
1時間くらい森の中をさまよっていると、目の前にかなりでかい城が見えてきた。
「おぉ!もしかしてあれがプリムラさんの宿…?」
翔は驚いてから不思議な気持ちが宿ってきた。
「まさかあんなにでかいとは!」
「そうだね~」
二人が感想を言い合っていると、城の扉が開いて中から誰かが出てきた。
「やぁ!いらっしゃい!」
プリムラが挨拶をしてきた。
「もしかして、プリムラさんですか?」
「あぁ、そうだよ。我が名は…プリムラ!」
二人はプリムラの元気な挨拶に驚く。
そして、二人はプリムラと簡単な挨拶を済ませ、城の中にお邪魔する。
『失礼しまーす!』
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2030年7月14日 午後13時【異世界】
「ここが城内のエントランスだよ。」
プリムラが城内の内装を紹介している。
エントランス、キッチン、風呂場、ベットルーム…etc
「わぁ!すごいよ!」
恵が少しはしゃぎながら喜んでいる。
その姿を見て翔は少し微笑んだ。
「君たちの部屋はここだよ。」
プリムラが二人の部屋を紹介する。
なんと、二人の部屋は相部屋だったのである。
「やっぱり、相部屋なんだね笑」「まぁ、うれしいけど。」
恵は翔の返事に満面の笑みをした。
プリムラに部屋を紹介してもらい、旅を疲れをとるためにベットで一休みをした。
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2030年7月14日 午後17時【異世界】
「翔~。そろそろ起きて!」
翔は恵の愛らしい声で目覚める。
「ん?あぁ、おはよう…」
「おはよっ!かける!」
数分間二人はイチャイチャを続けた。
すると、プリムラがやってきて「魔術のすべを教えるから図書館にきて」との返事を残して消えた。
「図書室かな?まぁ行くか!」
「うん!」
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2030年7月14日 午後18時【異世界】
二人が図書館に向かうと、プリムラが待っていた。
「やぁ、しっかり休めたかい?」
『はい!』
二人は元気な返事をする。
「ここに呼んだのも訳があるんだよ。君たちはまだ護身術持ってないだろ?」
二人はこの問いに「はい!」と答えた。
「だから、君たちには私が直接稽古をしてあげるよ。だから、覚悟はいいね?」
『もちろんです!』
二人は最初から返事が決まっていたかのような元気な挨拶をした。
「さぁ、今から始めるぞ!」
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2030年7月14日 午後20時【異世界】
二時間ほど稽古を続け、二人は初期技|《ライトムーン》を習得した。
『ライトムーンとは…
剣を月の形に変化させ、変化させた剣で敵をなぎ倒す初期技である。』
「はぁはぁ、疲れたけど技を習得できてよかった…」
「うん、そうだね!」
プリムラは二人の姿を見て少し喜びを見せた。
「今日の稽古はここまでかな!とりあえず初期技は習得できたから最低限の命は保証できるね。」
プリムラが「命は保証できる」いう不気味なことを言っている。
「あの、命の保証ってどういうことですか?」
翔はプリムラに疑問の念を送る。
「あぁ、言ってなかったな。ここ最近、暗黒教が出現してきているから守るすべを早く教えたかったんだ。」
プリムラは申し分けなさそうな声で話した。
「そうなんですね、それなら納得です!」
二人はプリムラの問いに納得し、初期技の技術向上に注力をいれていく。
残った時間も部屋に戻るなり、復習を開始した。
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次回予告
「第三章 不気味な様子」
更新日は未定(今年の夏かも)
【異世界編Ⅰ】の目次は以下の通りです。
第一章 異世界召喚
第二章 我が名は…プリムラ!
第三章 不気味な様子
第四章 暗黒教
第五章 最強騎士 アベル・アストロイド
第六章 倒したはずの…