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詩全集2

私たちの春

作者: 那須茄子

春が覗く舞い空

咲いて灯った桜の煌めきが

私の胸に

鼓動と拍動を促す


決して忘れていたわけじゃなかったけど

瞬きをしていたらあっという間に

過ぎ去ってしまうからさ


少し時間感覚がなくなってしまう

現れては名も言わず散る

言葉の余韻に浸るだけで

私も

きっと

あなたも


それが一番心地良い距離感だと思ってるんだ

聞きたいことも言いたいことも

たくさんあるようでないんだから








春が覗く舞い夜空

咲いて灯った桜の霞が

私の胸に

霧を垂らす


決して忘れていたわけじゃなかったけど

瞬きをしていたらあっという間に

過去は遠く、今はこんなにも遅い



まるで食べ物が喉を通らないよう


現れては散る

それの繰り返し

言葉の余韻に浸るだけで


私も

きっと

あなたも


それが一番心地良い距離感だと思ってるんだ

思い出も交わしたキスも

たくさんあるようでないんだから





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