表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放された平凡王子は天才冒険者とパーティーを組む  作者: アークマ
一章 追放と始まり
3/60

中央都市

 俺は城の外に追い出された後にアンブラル王国の城下でまずは身なりを整えるために服屋によると服屋の店員が


「おいてめぇ!そんな汚ねぇ身なりで俺の服屋に入るんじゃねぇよ!」

「がはっ!」


 俺は腹部を蹴られ店から追い出されたが俺は服屋の店員に


「ま、て。店主、おれは、もと第一王子の」

「は?何言ってやがる。第一王子のカスマ・アンブラルは勇者パーティーの高貴な魔法使いであるサラサに手を出したクズ野郎だ。そんなやつに売る商品なんてないね」

「店主、お前、までそんなこと。俺と店主、は仲良しではないのか」


 今俺が立ち寄っている服屋は俺が融資し、更には店の貢献にもかなり力を入れた。潰れかけていたこの服屋を店主と共にどのような服が売れるかなどの試行錯誤をしやっとことで店が軌道にのり、今この店はアンブラル王国一の服屋と呼ばれるほどの服屋にまで成長した。ここの店主とは酒場でも語りあったくらいに仲がよかった。だからここの店主なら俺を信用してくれると、助けてくれると思っていた。だが


「カスマには確かに感謝はしてる。感謝だけな。おまえのような平凡野郎の知恵をかりなきゃいけないのがどれだけストレスだったか。お前にそれがわかるか?え?俺が平凡やろうと同じレベルだと思われていたんだ。この一流の服屋にまでのぼりつめたこの俺がだ!」

「それ、は、俺と一緒に、考えて、アイディアを」

「黙れ平凡!てめぇはとっととこのアンブラル王国から消えろ!でないと殺すぞおら!俺と関わったことを話したりでもしたらてめぇを俺が殺してやるよ!言っておくがこの王国の城下にはてめぇの味方なんざ誰もいねぇ。さっさとでてくんだな!」


 服屋の店主はそれだけ言った後俺に最後に唾をとばして店に戻っていく。

 俺の、俺が今まで民にしてきたことはなんだ?王国をよくし、みなのために俺は今まで行動したというのにこの王国には俺を助けてくれるやつは誰もいないのか。俺の今までの人生は一体なんだったんだ?

 俺はゆっくり歩きながら王国から出ようとするが俺が王国から出る道中皆俺に石を投げたりゴミを投げたり罵倒したりとまさに地獄だった。

 俺はアンブラル王国から出て、アンブラル王国を出て1日くらいかかる中央都市、ガイゼンへ向かう。ご飯を何も食べないわけにもいかないのでとりあえずは道中で生えていた草などを無理矢理口に放り込んで空腹をだましだましで動き、なんとかガイゼンにはついたが俺はガイゼンが見えたところで安心したのか意識を失った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ