歓迎
「は、初めましてなの。ミナキなの」
「はじめまして。あたしはこの宿屋屋を経営してるマリダってもんさ。よろしくね」
マリダさんとミナキが手を繋いで挨拶するとミナキが
「あ、不幸が来るの」
ミナキをが言うとマリダさんが立っていた場所の床が抜けてマリダさんは横にこける。
「あー。また壊れたか。修理しないとねー。それよりさっき聞いた不幸ってなんだい?」
「今のが不幸なの」
マリダさんは「ん?」みたいな顔をし、俺がかわりに説明する。
「ミナキがいると昔から不幸が訪れるらしい。木箱がとんできたり家の屋根が崩れたりなんてな」
「そうなの。ミナキは不幸な子なの。それでもおいてくれるの?」
「あっははは!あったりまえさ!わざとじゃないんだろ?それにこの程度の不幸、あの借金とりと勇者一向に比べれば全然可愛いもんさ」
マリダさんはミナキの頭を撫でながら言うとミナキは泣きながら
「こ、ここにいる人みんな優しいの、嬉しすぎるの」
「これくらい当たり前さね。そんなことよりミナキはこれからどうするんだい?冒険者にするのかい?」
マリダさんは俺とコープスに聞くと俺は
「俺はミナキはとりあえず宿屋に置いておきたいけどコープスさんはどうだい?」
「私もカスマの意見に賛成です。ミナキはまだ戦わせるには幼い。しばらく宿屋で休んでいるといい。今までよく頑張りましたね」
「な、なんでみんなしてそんな優しいのー!」
ミナキは泣きながら言った後俺はコープスとこれからのことで話し合う。
「俺はミナキはこの宿屋でマリダさんとしばらく生活してくださると嬉しいんだが。その間に俺とコープスさんで稼いできますので」
「そうだよ。ミナキ。君はまだまだ若いんだ。今までひどい扱いされていた分楽をしなさい、とまでは言わないけど危険なことはしないようにね。マリダさんなら多少の不幸なことでも何にでもなるから」
「あっはは!言うねぇコープスさん。でもうちには従業員を雇う余裕なんてないよ。だから宿代は無料でいいからその分働いてもらうってことでどうだい?」
マリダさんは俺たちに提案した後ミナキに聞くと
「わかったの!ミナキ精一杯尽くすの!」
「よく言ったわ!それじゃ明日から早速働いてもらうけど今日はじゃ歓迎会をしようか!」
マリダさんが言うと俺とコープスは賛成!と答え、ミナキは「嬉しいの!」と答えた。
「それじゃ歓迎会をする買い出しに行ってくるけどその間ミナキちゃん。あんたここで受付しておいてくれるかい?客は来ることないだろうがね。うちは閑古鳥が泣いてるからさ!」
マリダさんは自慢すべきではないことを冗談で言った。




