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追放された平凡王子は天才冒険者とパーティーを組む  作者: アークマ
一章 追放と始まり
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黒魔玉

「ア、レ?」

「君が魔物の姿になろうと元々の実力差が違いすぎるのだから勝てるわけないだろうに。つまらないことばかりする男だ」


 コープスは狼男に言った後群れのブラッディウルフをまるでただの作業のように秒で討伐していく。最初は群れでかかっていたブラッディウルフは勝てないと確信するとコープスの前から逃げていく。


「おわなくていいんですか?」

「彼らの群れはかなり討伐した。しばらくは人を襲おうとは思わないだろう。それにこれをとらないと」


 コープスは狼男になった男の死体となった体に近づくと心臓部を貫き黒い球のようなものを取り出す。なんだあれは。さっきあいつがコープスさんに使った玉に似ているが


「これは黒魔玉といってね。この中には膨大な魔力をためることができる。そして使う際には人に向けてはいけないんだ。こうなってしまうからね」


 コープスは首なしの狼男の体を指していう。こうなる、か。体が黒魔玉と呼ばれているやつにためられている魔力に耐えきれないということか?


「この黒魔玉の恐ろしいところは人を魔物の姿に変えてしまうこと。これが1番恐ろしいんだ。普通の魔力玉とかなら体が魔力に耐えきれなくても死んだりはしないがしばらくは寝たきり状態になるくらいだよ。でも黒魔玉は使った本人の器が耐えきれない場合魔物の姿へとへんしゅつさせる。これがもっとも恐ろしいんだ。そして魔物へと姿を変えたとたん魔物の好きな匂いを体からはっし魔物をひきよせるんだ。だから下手をすればガイゼンが危なくなるところだった」


 確かにそんなものがあるのが本当、実際は使われたがこんなものがあったらやばいな。


「黒魔玉はへんしゅつさせた人の心臓部でまたつくられるんだ。だから私はこれの回収をした」

「コープスさん。やたらと詳しいですね。黒魔玉に関して」


 俺はコープスにいうとコープスは表情こそ変わってないがやたらと腕に力が入っているのか


「これは世の中にあっちゃいけないもんだからね。じゃギルドに戻ろうか。私は一応反対側の方で採取するやつはしたけどカスマの方どうなんだい?」

「俺もコープスがあいつから助けてくれたから取られずに済んだからちゃんと納品分はあるよ。じゃギルドに帰ろう」


 俺とコープスはガイゼンの草原からギルドに帰りギルドに着くとまずは依頼されたものを受付嬢に渡した後コープスが


「すいません。ギルドマスターにお話があるんですが」

「ギルドマスターにですか?少々お待ちください」


 受付嬢は俺たちにいうと一度裏に戻って行った。

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