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追放された平凡王子は天才冒険者とパーティーを組む  作者: アークマ
一章 追放と始まり
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プロローグ

「カスマ。貴様をこの国から追放し、余の息子と名乗ることも禁ずる」

「ち、父上。今なんとおっしゃられましたか?俺が何かそそうを」

「黙れ!お前は、絶対にやってはならぬことをした。だから国外追放とする。そしてわしの息子と名乗ることも禁止だ!」


 俺の名はカスマ・アンブラル。今俺はアンブラル王国の王であるメルクリ・アンブラルに王の間に呼び出され、国外追放を言われた。理由がわからない。メルクリ・アンブラルは俺の父親でもある。その父親に理由もわからず息子と名乗ることを禁止された。なぜだ?俺が一体何をした?

 俺がそう思っていると王の間に新たに人が入ってくる。新たに入ってきた女性は泣きながら俺の父親に泣きついて行った。


「王様きいてください!私はあの男に!カスマ・アンブラル第一王子に無理矢理、嫌なことを!うぅ」


 泣きつきながら女は俺を見る。なるほど納得だ。父上がなぜ俺を国外追放にしようとし更には俺を息子と名乗るのを禁じようとしたのか。それは


「すまないな。勇者パーティーの優秀な魔法使いであるそなたに余のバカ息子が興奮したのであろう。そなたはとても美しいからのう」


 そう。今泣きついている女性は勇者パーティーの魔法使い、サラサ・ラサンというピンクの髪が美しく色気のある女性だ。勇者パーティーは魔王を倒すために今このアンブラル王国を拠点とし生活していたようだ。一度だけ父上に謁見するときに見たことがあるから覚えている。融資パーティーは4人パーティーで勇者の男アーガン・オルコン。見た目は金髪ショートヘアの好青年だった。顔がイケメンなのに勇者にまで選ばれたことにより女性からはかなりモテていた。今でも浄化でよく女の子に囲まれている。次に戦士のパー・ワン。黒髪の少し歳をくった感じの男で片目にはたて一文字に傷が入っていたのが印象の男、後背中に大きな剣を装備していた。次に回復士のミラン・クラン。回復士としてはかなりの使い手らしい。この人の見た目は両目を閉じており綺麗な金髪のストレートヘアーで腰まで髪型が垂れていた。あと失礼だけど胸がでかかった。まじで。セクハラはしてないよ?見ただけだからさ。

 そしてさっき説明した魔法使い。この人にも一度あっただけで何にもしてない。だから俺は国外追放とか言われる理由もわからない。


「父上!俺はサラサには何も」

「黙れこの、平凡王子が!貴様は自分のスペックが何をやっても普通なことを妬んで魔法のエキスパートである彼女に教えをこいにいき、それを口実に変なことをしたとサラサ様は言っておられるぞ!」

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