神聖文書
我々は偉大なる創造主に創られた。
偉大なる主は、慈悲深く我々を育てていただいた。
しかし、主はいなくなった。タイミング悪く、悪魔どもと関係が悪くなってきた時だった。
無論、勢力争いは激化した、激化した要因の一つに創造主の残していかれた「大きな杯」があった。
その杯には、強大な力が込められており世界を変えるほどの力を持っていた。
この杯が原因で、杯を共同管理しようとする大多数の神と天使を中心とした神聖同盟と、杯の専有を目論む一部の神とその神に追随する天使、悪魔を中心とした背徳連合による『神聖大戦』が勃発し世界は二分された。
一時は世界の八分の一が闇に包まれた。この大戦は300年間も続き、その闇ではあらゆる悪がなされ、あらゆる者が苦しんだ。
しかし、神聖同盟が勝利し、杯の力を使用して「地獄」形成し、そこに背徳連合に組した者を封印した。
ただ、神々や天使は力を使い果たし、杯に残された力を使いこの世界の上に「エデン」といわれる空間を創り、地上世界を人間達を神の代理として使わし、支配させることにした…
~アルフォンソ=ヤコブ著「神聖文書」冒頭より~