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『鍵(カギ)による、支配と解放』⒀
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思想の枯渇により、執筆が進まないと思っていても、それは思想の枯渇と言うより、アイデアの枯渇であろう。
また、続く世界への絶望編として編まれた小説群の数々は、一縷の望みがあろうとも、消えたら終わりだ。
何を書くべきなのか・・・全ては鍵によって性急に実存し、のろくのろく、実存から非存へと向かう。
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誰かを敵視するのは、自己の内部の自己嫌悪する箇所を、敵対者に見た時である。
同一の物が存在するほど、怖ろしい致死的現出は、果たして世界の誰の仕業なのだろうか。
自分は書く・・・そうだ、鍵によって、同一を封じてしまえ、そして、世界に鍵をするのだ。
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書けば書くほど、書くことがなくなっていき、鍵をしていた小説のアイデアを執筆契機にしてしまう。
そして、何かを考えれば考えるほど、思考の鍵は消滅し、依存していた現象にするら欺かれる。
つまり、死存は・・・彼らの言う死存とは、生きたまま死んでいるというメタファに過ぎない。




