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『鍵(カギ)による、支配と解放』⑴

カギによる、支配と解放』




鍵は妙な形をしているな、凡そ全くと言っていいほど、同一の形の鍵は見当たらないだろう。

鍵は確かに、我々の自由を奪った。そしてまた、太古の昔にはなかった時、既に、隠すと言う点で、鍵のメタファは存在していた。


観念上の、意識の遮断・・・つまり、意思によって、何かを手に入れたままにして置くということだ。



簡単に路上に散乱した鍵を見つける時があったとしても、発見者はただ打ちひしがれるのみだ。

それはつまり、どこの鍵か、何の為の鍵か、発見者には想像もつかない。


皮肉めいた声が聞こえる・・・お前は何かを探し出そうとして、最も意味のないもの、を引き当ててしまった。



観念性の放棄、無秩序の喝采、天真爛漫なる精神世界の破滅、ここには真実などなかった。

君があの鍵を見つけ出して、私をこの檻から出してくれたら、何と素晴らしいことだろうと思った。


人生は反復である・・・思想という役に立たない書物を捨てて、一つの抽象的な鍵に変えてしまえ。

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