【一人ミニ企画】愛するキミへ。~自分の文体でプロポーズの言葉を考えよう~
「好きです。付き合ってください」
そう言って僕らが付き合いだしたのはいつだろう。
3年、いや4年前か。
思えば長い──
長い時間だった。
人の一生を考えるとほんの少しの間かもしれないけれど、僕はキミと一緒にいられるだけでとても幸せだった。
濃厚で、何物にも変えられない貴重な時間。
この4年間は、人生でもっとも大切なものとなろう。
愛するキミへ。
付き合って4年になるけれど、どんなところが好きだったかなんて一言では言い表せられない。
いや、言葉にできないと言った方が正しいだろう。
ささいな冗談で笑うところも、映画館で鼻水をたらしながら泣くところも、ほんのちょっとのことで怒るところも、全部が素敵に見えた。
ちょっと天然で、おっちょこちょいなところも好きだった。
「こんな恋人同士になれたらいいね」
キミは仲むつまじく毛繕いをする小鳥のカップルを見ながら僕にそんなことを言っていたのを覚えてるかい?
僕はそれを聞いた時、心からキミを愛しいと感じた。キミを幸せにしたいと思った。
握り合う手の先から感じられるキミのぬくもりが、僕の心を熱くさせた。
「なろうよ、こんな恋人同士に」
僕の言葉に、恥ずかしそうにうつむくその姿が可愛くて。いじらしくて。
僕は一生キミのそばにいたいと思った。
春夏秋冬、いろんなところに出かけたけれど、どれも大切な思い出として僕の心に残っている。
でも、どの場面も思い出すのは楽しそうに笑うキミの顔ばかり。
いまになって思う。
きっと場所なんてどこでもよかったんだって。
どこに行こうがキミが隣で笑ってくれればそれだけで幸せだったんだって。
同じようにキミの目に映る僕の顔も笑っていたのかな。
幸せそうに微笑んでいたのかな。
いや、もしかしたら恥ずかしそうにうつむいていたのかもしれないね。
だってキミの笑う顔は直視できないくらい本当に素敵だもの。
頭も悪くて、要領の悪い僕だけど4年もかけてようやく気づけたことがある。
それは、4年経った今でもキミを心から愛しているということ。
たぶんこの想いは、この先も永遠に変わらないだろう。それだけは確信をもって言える。
そして今もキミはこうして隣にいる、それだけで僕はすごく幸せだ。
キミと過ごしたこの4年間は人生でもっとも大切なものと言ったけど、もっと延長していきたい。継続していきたい。
そう、できうるなら死がふたりを別つまで。
だからお願いです。
僕と結婚してください。
お読みいただきありがとうございました。
カップ焼きそばの作り方企画に便乗しました。
YESかNOかはご想像にお任せします。