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ひとまずは大団円


とりあえずの後日談。


私が二日眠っていた、その間。

犯人を捕まえたあとは上層部のお役所仕事にお任せしたという。


まだ犯人の処断は出ていないけど、それをもって、合同作戦は終了。

月光班及び十六夜班は、それぞれの班の仕事に完全に戻ることとなる。


私も出来る限りで残る事後処理をして、やっと通常通り動けるようになったのは通常勤務となる二日前にあたる、今日。

二日という数字に縁でもあるんだろうか。


ちなみに、玲夜さんからは先ほど当然のごとく説教をされた。

物凄く恐かった。


事後処理が全て終了し、明日一日だけ、両班に休暇が与えられた。


英気を養って、翌日からの通常勤務も頑張れ、ということなんだろう。


若輩の班は、まだまだ働かなければならないから、一日くれただけでもかなりの良待遇だ。


といっても、まだゲーム内のシナリオだから知ってたんだけどね。


月光班がはじめに打ち上げをして、愛海が一斉に告白を受けることになる逆ハールートにはなっていないから、この後の展開としては、誰も攻略していないノーマルエンドの展開。

私の考えが合っていれば、5組のリア充…ではなくカップルが生まれることだろう。


末永く爆発すればいいと思うよ。


今夜は寮のキッチンを大活躍させて、小さな打ち上げパーティーだ。

ゲームシナリオの逆ハーエンドでは月光班のみだったけど、今回はそれとも違うのだから、どこにも記されていなかったことをやってもいい気がする。


だって、ノーマルエンドと未知に等しいバッドエンドでは今日で『月光の恋』の物語は終わりなんだから。


だけど、ここは私たちがこれからも生きていく現実の世界。


私が特殊にフィクション、基、二次創作の中だけだと思っていた成り代わり転生トリップなんてものをしてしまっているけど、転生とつくからにはその世界に生を受けている。

それを肝に銘じて生きなくてはならない。


私の場合は尚更、本来いるはずだった、強くてお人よしな、優しい性格の彼女を消してしまったのだから、彼女に誇れるように生きていきたい。


明日になったらまた最初からとかはないだろう。

もしあっても好感度はもちろん、強さすら最初からだけど。


ふと、そんなことを考えたけど、そんな方向に考えるなんて、私は前世で創作物の読み過ぎたんだと思う。

あと、疲れてるのかな。


最初から、あるいは途中からやりなおし、強くてニューゲーム、引き継ぎプレイ…なんてものは現実世界にはない。


明日からは未来が分かっていないから、私のチートっぽいところはなくなる。


通常勤務になったら、前以上に頑張ろう。


「よし」

思考を切り替えて、私も打ち上げパーティーを楽しむことにした。




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