〜美しく、それでいて大胆に〜
やあ!
ぼくは魚目かつお!
小学4年生の男の子!
今テンションが絶望的に低いんだ!
…うん、そろそろテンション戻すね。
今は給食の時間。
周りのガキ共がワーキャー騒いでやがる。
楽しそうで何よりだよ。
ただ図に乗りすぎるのは良くないな。
イジメもそうだが、相手の事をまだ考えられないのもよくわかるが今後世間の方々と付き合って行く上で同調せざるを得ない状況や空気を読む、など色々あるが、そのような一つのコミュニティに属する術を身につける事が必要だ、と知らないおじさんに延々と小一時間教えてもらったよ!!信じてないよ!
遅くなったが僕は大学3年生だった。
意味わかんないとか言わないの。
なんかよくわかんないアレがあぁなって、体だけ小学生になってしまったのだ。
例の名探偵みたいなアレだ。
話を戻そうか。
給食の時間は彼らの戦争がはじまる。
おいおい、そんなに揚げパン集めてどうする。
女の子Aが現れた!!!
・たたかう
君なんて名前だっけ?
印象薄すぎてさ。ごめんよ。
「私はモゲ子!櫻井モゲ子!」
モゲ子のこうげき!
チンジャオロース!
モゲ子はチンジャオロースを振りかけてきた!
やめておくれ。
そういうの良くない。
彼女は満面の笑みを浮かべ去っていった。
給食の時間が終わり、水飲み場でチンジャオロースをこそぎ取っている僕に友人のバーバリアン君が話しかけてきた。
「ゲボ?それゲボ?なになに、どういう状況それ?えっ、ゲボ?」
鬱陶しいことこの上ない。
耳元でゲボゲボ言うのやめろ。
「いやー最近鼻バグッててさー笑
大変だよこれ、かつおはどこバグッてる?」
バグッてねぇよ。
なんだよ鼻バグるって。
なんでしょう。
この空気は。
では私のお気に入りの単語を一つ紹介して第一話を終わります。
とろみ
ありがとうございます。