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ケンジ、後輩ができる

ケンジ「そういえば、この本てすごいっすね」


陣部長「そうだろう、デアゴスティンの『月刊下水管』シリーズな」


ケンジ「え・・?いや・・・違・・・」


裕也 「すごいですよねぇ。見ました?今月の下水管!」


陣部長「あぁ、、まさか三連結構造になっているとはなぁ・・・」


ケンジ「・・・じゃ。なくてですね・・・武器出てくる方の本です・・・」


陣部長「当たり前だろ!沙希ちゃんがこの本のためだけに声入れてくれたんだぞ!」


ケンジ「だから、呼ぶだけで出てくる構造のことで、声は別に・・・」


陣部長「・・・なんだそんなことか」


裕也 「裏を見てみるよいいよ、書いてるでしょ『出版・白金研究所』ってね」


ケンジ「しろがねけんきゅうじょ・・・」


陣部長「世界的財閥、白金グループの最高水準の科学で作り上げた本ってわけだ」


ケンジ「まぁ、、名前は聞いたことありますよ。白金グループくらいなら・・有名ですし」


裕也 「実験も兼ねたスポンサーってわけさ。実際なら2万じゃすまないんだろうけどね」


ケンジ「・・・なるほど・・・というか、2万以上のもありますよね、これ」


裕也 「使ったこと無いけどね、怖そうな武器ばっかだし」


陣部長「まぁ、今の強さならそんなに使う必要もないとおもうが・・・あ、そうだ」


ケンジ「はい?」


陣部長「今日から新しいバイトの子がくるぞ。もうくるはずだが・・・」


ケンジ「おぉ、俺にも後輩ができるんですね!で、どんな人なんですか?」


陣部長「聞いて驚くな・・・白金グループの娘さんだそうだ」


ケンジ「女の子なんですか・・・って白金グループ!?」


裕也 「あらあら・・・よかったなケンジ君、玉の輿じゃないか」


ケンジ「いや、そういう意味で反応したわけじゃないですけど・・・彼女いますし」


裕也 「い、いるのかい・・・!?」


ケンジ「驚きすぎじゃないですか・・・(汗」


陣部長「ま、まさか・・・ありえん!」


ケンジ「本気で殴りますよ・・・?」


裕也 「で、どんな子なんですか?」


ケンジ「すりかえやがった・・・ま、ボンボンって事はたしかみたいだな・・・」


???「誰が・・・ボンボンよ!!雑誌じゃあるまいし!」


陣部長「お。きたみたいだな・・・バットタイミングで」


ケンジ「嬉しそうに言わないで下さい・・・早く紹介してください」


???「そんなの自分で言うわよ、白金マリアです。よろしく」


ケンジ「マリアさんね。ケンジです、よろしく」


マリア「・・・・・」


裕也 「ケンジ君、無視か・・・えっと僕は裕也。ブルーフラッシュってもう知ってるかな?よろしく」


マリア「・・・・・・」


裕也 「って。僕もか・・・ん?なんだい?じっと見て」


マリア「一目ぼれしました・・・・」


裕也 「んん!?・・・いやいやいや、えっとー・・・・」


陣部長「裕也のやつは正義のみ貫いてきたから免疫少ないんだよなぁ」


ケンジ「かっこいいのに・・・意外な弱点ですね」


裕也 「部長ー!?そんなこといってないで早く・・・!!自己紹介の続きを!!」


陣部長「ん?あぁ・・すまん・・楽しかったものでな。彼女には白金グループでスポンサーでもあるため白金っぽくプラチナ色にしてみた。」


ケンジ「コビ売ってますよね・・・」


マリア「まぁキレーイ、裕也様、どうですか?」


裕也 「う、うーん・・・・な、名前はどうするの?ほ、ほら、名前ないと呼び合えないしさ」


ケンジ「こんなあせってる先輩始めてみた・・・」


マリア「ふふっ・・・そう言われると思って。ちゃんと考えてきました・・・」


陣部長「ほぉ・・・聞かせてもらおうか」


マリア「プラチナンプラー!!です!」


3人 「・・・・・・・・・・・・・・・ナンプラー!?」


マリア「はい、意味は良くしりませんが。なんとなくでつけました。」


ケンジ「ナンプラーって・・・調味料かなんかだった気が・・・」


裕也 「たぶん間違ってないよ・・・」


陣部長「ま、まぁ本人が言うんだからそれでいいだろう」


マリア「裕也様・・・だ、ダメでしょうか・・?」


裕也 「え・・?いや・・・えーと・・・い、いいんじゃないかな?」


ケンジ「ダメだこの人・・・」


ウィーオン!ウィーオン!


陣部長「おっ!3人とも出動だ!!」


ケンジ「はいはい・・・」


裕也 「了解!」


マリア「了解しました!」




???「わっはっは!何でも燃やしちゃうよ!!」


裕也 「待て!!このど悪党!!」


ケンジ「・・・・」


裕也 「ケンジくん・・・前の戦いをまだ・・・」


ケンジ「いえ、大丈夫です。俺たちがやるしかないんですから・・・いきましょういつもの」


裕也 「ケンジ君・・・!あぁ!!」


マリア「戦場に咲く麗しき華・・・その輝きは皆を希望へと導く光・・・プラチナンプラー参上!!」


ケンジ「・・・先にやられちゃいましたね」


裕也 「・・・・・・」


マリア「・・・どうですか?執事に作らせたんですけど・・・恥ずかしいですね・・・」


裕也 「・・・いいよ・・・」


マリア「え?」


裕也 「すごくいい!なんかこう心にくるよ!『あ、こいつには負ける・・』みたいなさ!」


マリア「本当ですか!!!」


ケンジ「ごめんね怪人君。君の紹介していいから・・・」


???「忘れられてるかと思ったぞ・・・すまんな・・・」


ケンジ「で?貴様は何者だ!!」


???「我はブンボグ四天王が一人ルーペ様の部下アルコー・ランパァだ!!」


ケンジ「アランでいいよね」


アラン「あぁ!!否定する前に決まってしまった。なんか中世の戦士みたいな名前に!!」


ケンジ「いいじゃん強そうなんだからさ・・・それに俺はもう負けるつもりはないよ」


アラン「ふん・・・今までの怪人と一緒にするなよ・・・いくぞ!炎壊!!」


裕也 「おっと、始まってるみたいだね。さ、いくよ。マリア君」


マリア「は、はい!」


ケンジ「フレイムセイバー!!・・・・っととぉ!?」


アラン「ふ、よく思いとどまったな。そのまま切れば。俺の体に入ったアルコールでこの辺は吹き飛んでたかもな・・・・・炎拳!!」


ケンジ「ぐぁ!!」


裕也 「フリータン!!く、くそう。アクアトンファー!!」


アラン「それも・・・調査済みだ・・・アルコール散布!!」


裕也 「き、霧攻撃か!!?・・・!?あ、アクアトンファーが蒸発していく・・・」


アラン「消毒効果もあるぞぉ・・・はっはっはっ!」


ケンジ「言った通り。今までどおりってわけには行きそうにないですね。」


裕也 「あぁ・・・無駄に2万使ってしまったな」


ケンジ「それは言わないで下さい・・・それよりアイツをどうするか・・・」


マリア「私が行きます!!き、緊張しますね・・・」


裕也 「無茶だ!俺達でもてこずっているのに!?」


マリア「これでも白金グループをいずれ支えなければいけない身・・・いきます!!」


アラン「無駄だ!俺にはなにもききやしない!!」


マリア「テリトリーリング!・・・はぅ!!」


裕也 「マ、マリア君!?」


ケンジ「様子がおかしいですね・・・」


マリア「ふ・・・ふふ・・・やっと出られたぞ!!最初から俺に任せておけばいいのだ。」


ケンジ「マ、マリア?」


アラン「ん・・?何が起こった?」


マリア「おぉ・・先輩方はじめまして。俺はマリアの2人目の人格。マリーだ」


裕也 「ええ!?ど、どういうこと!?」


マリア「ん?まぁ話は後だ、とりあえず目の前の敵を倒すぞ!先輩方もお願いしますよ!」


ケンジ「ま、まぁ・・・なんとかなるんだろう」


マリア「じゃあフリータン先輩!あいつをズバッっと切ってください!」


ケンジ「えええ!?いや、中身アルコールだよ!爆発炎上しちゃうよ!?」


マリア「大丈夫だから!!さぁさぁ!!」


裕也 「とりあえず・・・言うこときいとこうよ。なんか怖いし・・」


ケンジ「先輩・・・わ、わかりました。請求書は白金グループに送りますからね!!」


アラン「お、おい!?本気で切るつもりか!?」


ケンジ「っと、いうわけだそうなので・・失礼します!!」


アラン「グッ・・・アァァァァァァ!!こうなったら引火してこのあたり一帯も・・・!?」


マリア「テリトリーリング・・・・発動・・・X・・・Y・・・Z・・・」


アラン「こ・・・これは・・・な、なんだこの空間はぁぁ!!」


裕也 「テリトリーリング・・・空間の一部を隔離させ、外部と別離させる装置・・・開発中のはずなのに」


マリア「・・・俺は実験もかねてこのバイトに参加してるんでね。マリアの奴は戦い向きじゃない。こいつの中には何人か住んでてね。みんなマリアが好きなのさ」


アラン「ク、クソォォォォ!!!アアアアアアアアアアアア!!」


ケンジ「・・・す、すげぇ・・・」


マリア「じゃ、俺は帰るぜ、武器持つと性格変わるようになってっから。誰がでるかはクジビキだけどな・・にしし」


裕也 「あ、あぁ・・・なんか頼もしいのかよくわかんないな」


マリア「あ、裕也先輩・・・マリアが心底惚れたの始めてみたいだからよろしくなー」


裕也 「うぇ!?あ・・あぁ・・・」


ケンジ「なんだかなぁ」


マリア「・・・・・あ、あれ?私は何をやってたんですか?」


ケンジ「うーん、無我夢中で怪人倒したってとこですかねぇ・・・先輩・・」


裕也 「ま、まぁそうなるのかなぁ・・・」


マリア「・・・・・?」




ヤマダ文房具店地下倉庫


ルーペ「あ、あのアルコーがやられるとは・・・」


シュク「ふぉっふぉっふぉ・・・新たな存在、注意しておく必要がありそうだのぅ」


エッジ「・・・ふん」


悪店長「貴様ら・・何をしておる!いつまでたっても終わらんではないか」


シュク「新たな存在、注意しておく必要がありそうだのぅ・・・わしが刺客を送ろうじゃないか」


悪店長「よし。シュク・ズゥ・・・貴様に任せる」


???「お父さーん!夕飯できてるよー?」


悪店長「え?あ、あぁ。今いくよ・・・エリ、」


鉛筆 「エリ様ももう高校生ですか・・・マスコットもあの子がモチーフでしたね」


悪店長「そうなんだよー、もう高校生なんだよ。なんか今度の日曜デートとかいってるしさぁ!!」


エッジ「・・・・」


悪店長「よし、シュク・ズゥ!刺客もかねて偵察してこい!今度の日曜だぞ!」


シュク「・・・・おおせのままに」





はたして、フリータン達は世界を守ることができるのか

シュク・ズゥの刺客とは!?

エリの彼氏とは!?

悪店長は娘を守ることができるのか!?


次回へ。フリイイイィィィチャァァァァジ!!


ケンジ「いったことないってのに・・・」




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