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ケンジ、研究所へ行く

悪店長「エッジ・・・貴様ファイターファクトリーと手を組んでいたそうだな」



エッジ「・・・そのつもりはありません」



悪店長「黙れ!貴様、今回の事を許して欲しければそれなりの結果を出せ、わかっているな」



エッジ「了解しました・・・・それよりも、エリ様を危険な目に合わせたルーペの件は?」



悪店長「エリ・・・?我が目的に娘がどうなろうと知った事ではない」



エッジ「!?、どういう事で!」



悪店長「これ以上の会話はするつもりはない、さっさと下がれ」



エッジ「・・・・・」



ルーペ「残念、お咎めは無かったようですね」



エッジ「・・・まさか!?」



ルーペ「・・・何の事でしょうか、では、私はまだ研究があるので・・・」



エッジ「・・・ルーペ・・・」



シュク「エッジよ・・・悪店長の様子がおかしいようだのぅ・・・」



エッジ「老師・・・、やはり原因は・・・」



シュク「おそらく・・・ルーペじゃろうな・・・、操っておるのかもしれん」



エッジ「・・・老師」



シュク「何もいうでない、エッジよ・・・進みたい方に進め、守るべきものがあるのならば、それがお主の本当の道じゃ・・・・・・のぅ、エッジ。我々は何を目標としていたのかのぅ・・・」



エッジ「・・・・・・我々の目標」



一方、ファイターファクトリーでは。



裕 也「新たなるシステムですか!?」



陣部長「あぁ。今回のカタログ強奪事件。倉庫での敗北。試験段階だが、実行する事が決定された。」



マリア「詳しい説明は私がやります。お父様から聞いた話によると、コスチュームの瞬間装着システムが採用。それに伴う、FFチェンジャーの使用だそうです。ただし、試験段階なので人体に伴う影響はまだ完全に判明してないそうです」



陣部長「・・・だ、そうだが・・・ケンジ。どうする?」



ケンジ「・・・やりますよ」



白金研究所、第4種極秘研究室。



ギンガ「君がケンジ君、そして裕也君か、私がこの研究所の所長であり、マリアの父である、白金ギンガだ、よろしく。」



ケンジ「よろしくお願いします」



裕 也「よろしくお願いします、早速で申し訳ないんですが、FFチェンジャーは?」



陣部長「ギンガ所長、我々には時間が無いのです。」



ギンガ「分かっている、新しいカタログの製作もあるしな・・・相手も相当な知識を持っているようだしな。FFチェンジャーは瞬間装着を可能にした腕時計型変身装置。それにより今までの肉体強化式のスーツから着やすさとフィット感がさらに上昇し、かっこよさが増しました」



マリア「・・・・お父様、それだけの説明じゃ。何の強化もされておりませんが・・・」



ギンガ「マリアよ、見た目は重要なのだよ。・・・しかし問題はマネキンで試した結果だ。瞬間装着の圧力により、仲のマネキンが砕けるという結果になった。人間の肉体に反応して瞬時にサイズを割り出して装着させるようにしたんだが人間で試していないため、どうなるかわからない・・・それでも・・・試すというのなら・・・君にそれ・・・を・・・・って・・・ケンジ君!勝手に腕に取り付けてるんじゃないよ!」



陣部長「ケンジ!何勝手なマネをしているんだ!それはまだ実験段階で調整が」



ケンジ「・・・悠長な事を言っている場合じゃないんです。俺には守るべき物がある。今パワーアップできるなら・・・必要以外の何者でもないんです・・・・変身!!」



裕 也「うおっ・・・まぶし」



陣部長「ケンジ!」



ケンジ「・・・できる事はすべてやるつもりですから・・・」



ギンガ「シンクロ率が90%、せ・・・成功している。・・・努力と気合でどうにかなる・・・か。まさにヒーローだな・・・ケンジ君!いいだろう!ソレは君にあげよう。 このデータを下に完全な形のFFチェンジャーを完成させ、すぐにでも届ける」




一方その頃・・・。



エ リ「ただいまー、ねぇパパ」



悪店長「・・・・・・」



エ リ「・・・パパ?」



悪店長「・・・なんだ?」



エ リ「エリね、最近パパ忙しそうだったからね。温泉の素買ってきたんだよ。友達に薦められたんだけど、すっごいスッキリするんだって!」



悪店長「・・・・くだらん、要らんそんなもの」



エ リ「え・・・?」



悪店長「ワシの邪魔をするな!さっさと向こうへいけ!でないとただじゃすまさんぞ!」



エ リ「・・・ごめんなさい・・・」



悪店長「・・・邪魔者め・・・邪魔者ばかりだ・・・全く・・・」



エ リ「・・・パパ・・・」



エッジ「・・・・・・」



シュク(進みたい方に進め、守るべきものがあるのならばそれが本当の道じゃ)



エッジ「・・・エリ様」



ケンジ(もし、今の所が正しくないと思うならば、俺の所へこいよ。)



エ リ「わっ!?・・・あれ・・・コンパシュ?いえ、あなたはあの時の・・・」



エッジ「何も言わず着いてきて欲しい、父上が危険な状態にある。このままではエリ様にも被害がおよぶかもしれない・・・頼む」



エ リ「・・・そんな事急に言われても・・・」



エッジ「・・・頼む」



エ リ「・・・わかった、一度は助けてもらったし。いざとなったら電話で助けを呼ぶよ?」



エッジ「好きにしろ、おそらく向かうのは助けを呼ぶ相手の所だ」



エ リ「・・・ケンタンの?」



エッジ「早くしよう、見つかると厄介なことになる、詳しい事は後で話す。」



エ リ「・・・うん、わかった」



・・・・・・



すずり「シュク様、エッジがエリ様を連れていきました」



シュク「・・・やはりの・・・こうなると思ったわい、・・・エッジよ我々は悪だ。己が信念で動くとろくなことにはならん・・・しかしいつかは来る事だった。エッジよ・・・お主の決めた道じゃ・・・必死に悪を捨てるがよい・・・ワシと戦うその日までな・・・」



陣部長「裕也とマリアの分は後日コチラに送られてくる。現在はケンジ君の分しかないが、さほど問題はないだろう」



裕 也「四天王とかが攻めてこなければいいんですけどね」



エッジ「失礼する」



マリア「!?」



陣部長「エッジ!?・・・その抱えている女の子は・・・」



裕 也「エリ君じゃないか!?貴様!何をした!」



エッジ「ケンジはいないのか・・」



マリア「今日は夕方からですから・・・いま連絡しましたわ。彼女の危機となればすぐに駆けつけてくるはずです」



エッジ「そうか、すまないがエリ様を頼む。急いでたのでな、気を失わせてしまったが大丈夫だ」



陣部長「・・・何をしにきたんだ?」



エッジ「詳しい事は揃ってからにする。争うつもりはない、安心しろ」



裕 也「・・そう簡単に信じられるかよ・・・」



マリア「とりあえずケンジさんが来るまで待ちましょう・・・決して目を離さないようにしましょう」



・・・・1時間後。



ケンジ「エリ!!・・・エッジ!エッジは・・・・・・」



陣部長「・・・ちくしょう・・・!!」



裕 也「ま・・・まさか・・・こんなことって・・・」



マリア「コーヒーおかわり入れてきます!エッジさんはオイルでいいですか?」



エッジ「いや・・必要ない」



陣部長「ちょっとーそこの土地も買っちゃうのかー」



裕 也「部長!官僚エリアは制覇されました!もうだめだ・・・資金的においつけない!!」



マリア「エッジさん強いですね、さっきから勝てないじゃないですか」



陣部長「いや!機械なんかに人間の頭脳が負けるはずない!」



エッジ「ん?ケンジきたか・・・エリ様を安全な所に・・」



ケンジ「いや・・・待て・・・とりあえず現在の状況を教えてくれ・・・」



かくかくしかじか・・・



ケンジ「つまり・・・エッジが来たので警戒していたがあまりにも間がもたなくなったためゲームを始めたと・・・結果、エッジがあまりにもうまくて気がついたら盛り上がっていた・・・というわけでいいのかな?」



陣部長「まぁ、そういう感じだ」



裕 也「攻撃するつもりは無いって言ってたし、なんとなく・・・ねぇ」



マリア「エリさんも無事でしたので・・・」



ケンジ「・・・で、エッジ。エリを連れてきたって事は・・・それなりの意味があるんだろうな」



エッジ「・・・あぁ、単刀直入に言う。お前達が敵としているブンボグ帝国、そこを指揮しているのが悪店長だエリは悪店長の娘にあたる」



裕 也「!?」



陣部長「・・・そうだったのか・・・」



ケンジ「エッジが気にするから何かあるとは思ってたけどそういう事か・・・」



マリア「・・・でもどうして敵であるエッジがそんな事を言うんですか?」



エッジ「・・・わからない」



裕 也「わからないって・・・」



エッジ「ココ最近、悪店長の様子がおかしくなった。世界征服を目的としていても娘だけは愛していたのだが。ずっと見てきた・・・、それが今日、エリ様が渡そうとした物をつき返した・・・これが正しいのかわからない・・・でも、エリ様が危険な気がした」



陣部長「・・・・・・」



マリア「ウソ言ってるようには見えないですけど・・・」



ケンジ「・・・好きにすればいいさ」



裕 也「ケンジ君!?」



ケンジ「いずれは分かる事だし、エリを安全な所に運んでくれたのには感謝してる。エッジが仲間になるというわけでもないみたいだしな・・・。お前の好きにすればいい」



エッジ「・・・わかった、エリ様は預けておく。」



マリア「・・・・行っちゃいましたね」





ルーペ「・・・ふふふ・・・完成・・・ついに完成したぞ・・・・」



悪店長「エリー!どこいったんだエリー!」



ルーペ「・・・ん?」



悪店長「・・・あっ、ルーペ!エリを見なかったか?さっきから見当たらないんだ・・・あぁ・・・エリ・・・」



ルーペ「さぁ・・・おでかけにもなられたんじゃないですか?」



悪店長「そ・・そうかなぁ・・・なんか嫌な予感がするんだけどなぁ」



ルーペ「・・・効果はまだそんなに続かないか・・・」



悪店長「ん?なんか言ったか?」



ルーペ「いえ・・・なんにも・・・あぁ、悪店長。頼まれていたDVD、手に入りましたよ・・・」



悪店長「お・・・そうか、後で見ることにするよ・・・もう少しエリを探してみる」



ルーペ「・・・行ったか・・・やれやれ、面倒なお人だ・・・」



???「ルーペ様、エッジが逃亡を計ったようです」



ルーペ「ジュウ・ケンキュか・・・まぁそうなるとは思っていた、」



ジュウ「・・・それより、さっきのDVDは?」



ルーペ「ん?・・・ちょっとした手伝いみたいなもんだ・・・世界征服なんてものをかがげているにしちゃあ意思が弱いからねぇ・・・このカタログにあったら幻想映写機を使わせてもらった。本来、相手に幻覚を見せてかく乱するための物なんだが・・・あのDVDにもその機能を応用して使ってある。サブリミナル効果のように映像の中にいくつか脳に作用するものを入れておいた。これで悪店長も少しはやる気になってくれるだろう・・・まぁ・・・私の思い通りに動いてくれるだけなんだろうけどね・・・」



ジュウ「・・・なるほど」



ルーペ「ジュウ、エッジを探せ。始末は早めの方がいい」



ジュウ「かしこまりました」



次の日。



マリア「エッジさん、どこにいっちゃったんでしょう・・・」



ケンジ「心配しなくても必要な事があれば戻ってくるさ、そうそう負ける奴じゃないし・・」



マリア「それはそうですけど・・・。裕也様、今日遅いですね・・・」



一方、某所。



エッジ「・・・・・・何のようだ?」



ジュウ「探しましたよ、エッジ様。・・いや、コン=パス。ルーペ様の命により始末に参りました」



エッジ「・・そうか、部下程度の奴が私を始末に・・・なめられたものだな」



ジュウ「どう感じ取るかはそちらの自由ですので・・・では、失礼します」



エッジ「!?」



ジュウ「・・・シャドウパラライズ、ルーペ様よりお借りした影縛りの道具です。」



エッジ「正々堂々とぶつかるつもりは無いわけか」



ジュウ「どう戦おうと、どう作戦を立てようと私の自由ですので・・・。さぁ、それでは、請謁ながら部下程度の奴ですが・・・始末させていただきます」



エッジ「・・・好きにしろ」



ジュウ「ごもっともなご意見で」



エッジ「ケンジ・・・エリ様を頼んだぞ・・・」



ジュウ「・・・さて、ルーペ様に頼まれたとおり始末・・・・・・・・・・・・ふむ、そういえば製作中のロボットのパーツが足りなかったんだった・・・。腕一本、もらっていきますね・・・それでは・・・失礼いたします」



エッジ「・・・・・・・・・」



ジュウ「・・・メインケーブルを破壊したから、反論すらないか・・・丁度粗大ゴミ置き場ですし・・・無駄な状態にはならなそうですねぇ」




裕 也「ふぅ・・・新しいゲームハードのために朝から並んだのに買えなかった・・・どっかに捨ててたりしないよな・・・そうそうこういう粗大ゴミ置き場に・・・・・・エッジ!!」



四天王エッジ、無残にも大破!



ブンボグ帝国の暗躍はさらに続く、



エッジの運命は!?シュクとルーペの今後の行動はいかに・・・!?



次回へと続く!!!



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