紅い夕焼けの下の密談
紅い夕焼けが宮廷の池の上に長く流れ落ちた。風さえもゆっくりとうなだれる夕暮れ時。池の畔の亭の上、碁盤を挟んで粛宗と張希載が向かい合って座っていた。静寂の中に、碁石がぶつかる音だけがポツリポツリと落ちる。
石一つが置かれるたびに、緊張の織り目が微細に揺れたが、それは石の音よりも重々しい政治の影だった。
粛宗の視線は希載の指先に載せられた黒石を追ったが、その内側はすでに遠く別の場所を見つめていた。池の上に滲んだ夕焼けの光が、碁盤の上の黒と白を交互に染める間も、彼の眼差しは鋭く光を失わなかった。
「**南人**たちの動向は、相変わらず穏やかではありません。
最近、殿下がおっしゃられた**許堅**の動きを注視しておりますが、
彼らもまた、王権がこれ以上強化されることを望んでいないようです。」
粛宗の顔には、不快な様子が歴然としていた。
王が統治する時代に生きる士大夫が、王の権限が強くなることを望まないだと……。
彼らもやはり、権力を握らせれば牙を剥く者たちだったということか。
粛宗の顔色を窺っていた希載は、慎重に言葉を続けた。
「**西人たちも、廃庶人となった閔氏**の周りに集まっているのを見ますと、
どうやら何か事を企んでいるように思われます。」
希載の言葉にしばらく動きを止めた粛宗は、指の間で黒い石を転がした。小さな石一つが、この政局の流れを測るかのように重く感じられた。
閔氏……閔氏か……。
西人たちが今更、廃庶人となった閔氏を推したところで、
何の得があるというのか。
その瞬間、粛宗の眉間が微細に寄せられた。碁盤の上の石ではなく、すでにそのさらに遠くを見通すような眼差しだった。
「中殿の出産が遠くない。
いかなるものも、中殿と赤子に触れることがないよう、万全を期せ。」
希載は頭を下げた。彼は相変わらず軽薄で遊び人のようなイメージを捨てていなかったが、誰よりも冷徹で局面を読むことができる人物だった。
そしてやはり粛宗は、その背後に隠れている影を見抜いていた。
目と耳として動く者。碁盤の上の黒白の数を数えるように、政局の筋道を把握する者。
「わが家門が殿下のお役に立てず、恐縮するばかりでございます。」
その言葉に、粛宗はかすかに口元を動かした。彼は碁盤に黒い石を置いた。夕焼けの光がその石を包み込み、赤く滲んだ。
「いずれの家門も、これほど有能な義兄と、私が狂おしいほど愛する女を
私に与えることはできなかったのだ。何を謙遜している。そなたらしくない。」
粛宗が身を起こすと、希載も立ち上がった。夕焼けに染まった眼差しは、相変わらず鋭く研ぎ澄まされていた。
「隙が見えたら逃すな。小さな痕跡でも集め、私に上げるのだ。」
言葉の語尾が紅い空に散るや否や、尚膳が近づいてきた。いくらか高揚しているように見える彼の様子。
「主上殿下……中宮殿に産室庁が設置されたとのことです。」
風が一時的に止まったかのように、亭は静まり返った。瞬間、粛宗の目が深く沈んだ。
振り返りもせず、挨拶も受けずに、彼は体を向けた。その足取りは、王の品格と呼ばれた重さを失い、ただ一つの方向へと猛進した。
夕焼けの光が長く途切れながら、後を追った。遠ざかる粛宗の後ろ姿を見つめながら、張希載はゆっくりと腰を折った。礼を尽くしたかのように低くした身のこなしだったが、その眼差しはすでに暗闇の中で煌めいていた。
中殿ママがご出産を始められるようだな。
ならば……影はもう、行くべき道を行かねばなるまい。
彼が残した低い囁きが空気の中で消え去ると、亭にはもう**影すら残っていなかった。**紅い夕焼けだけが、池の上で長く流れ落ち、夕暮れを飲み込んでいた。




