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朝鮮に落ちた女子大生、致命的な王に囚われる  作者: エモい姉さん
第二章 破局の始まり、そして深まる心
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罠を仕掛ける時間



その夜、就善堂は感激とときめきに満ちていたが、同時に妙な緊張感が漂っていた。粛宗はオクジョンをしっかりと抱きしめたまま、そっと下腹部を撫でた。


彼女を抱くことができないのは少し寂しかったが、あれほど待ち望んだ後継ぎが、自分が心から愛する彼女の体から生まれるかもしれないという事実に、感激の念が先に立った。


粛宗のそんな姿に、彼女が心配そうに首をかしげた。


「殿下、まだ確実なことではございませんので、少しお気持ちを落ち着けていただければと存じます。もし違った場合、殿下のお心が案じられます。」


彼女の言葉の端には、慎重な心配が滲んでいた。


その言葉に、粛宗はさらに微笑みを見せながら言った。


「まだ確実ではないとはいえ、どうして私が喜ばずにいられようか。これほど愛らしいそなたに似た子が生まれるかもしれないというのだから。」


彼の声には、喜びと共に慎重さがにじみ出ていた。彼はオクジョンの頬に優しく口づけ、依然として温かい手で腹を撫でた。


その姿に一瞬ためらったオクジョンの目元が半月のように曲がった。


「美しく凛々しい殿下に似ているかもしれないと思うと……。わたくしの心も殿下と同じでございます。」


この口は、いつも愛らしい言葉ばかり選んで言うな……。


抜け出すことができないじゃないか……。


しばらく首を横に振っていた粛宗は、やがて就善堂の女官たちを呼び、彼らに命を下した。


「淑儀の立ち居振る舞い一つ一つに気を配り、いかなることでも不快に感じさせぬようにせよ。特に、食べ物一つ、薬草一つにも格別に注意を払うのだ。そして、このことはまだ誰にも話してはならぬ。」


女官たちは粛宗の言葉に感激した顔で一斉に頭を下げた。キム尚宮の顔にも喜びが満ちていたが、彼女はすぐにオクジョンに向かってチクリとした眼差しを送った。


仕方なかったんだってば……。キム尚宮が私の立場だったらどうしたっていうの。


前後の見境なく突っ走る人に、どうして話さずにいられる?


オクジョンはキム尚宮の眼差しに、一瞬だけウインクをしてから、


困ったように粛宗の胸に顔をうずめた。温かい温もりに眠気が襲ってきた。


粛宗がキム尚宮にいくつか命を下す間に、彼女はすでに彼の胸に寄りかかって眠ってしまっていた。


ぐっすり眠る彼女を見下ろしていた粛宗は、愛しくてたまらないほど魅力的な彼女の唇に、名残惜しそうにチュッとキスをした後、慎重に寝床に彼女を寝かせた。


布団を首元まで引き上げて彼女を覆ってから、隣に場所を取り、眠る彼女の腹をそっと撫でてやった。


何があっても彼女を守り抜くという気持ちで、ただ幸せな瞬間に酔いしれ、やがて彼女のそばで深い眠りについた。


数日後、宮廷内は再び政争の気運で沸騰し始めた。


領議政ヨンイジョンのミン・ユジュンは、粛宗が後宮であるチャン淑儀に過度に夢中になり、正室と後継ぎを疎かにしていると非難し、彼女を追放すべきだと主張し始めた。


「殿下!謹んで申し上げます。


今までこれほど長い時間が経ったにもかかわらず、チャン淑儀は


龍種ヨンジョンを身ごもることができませんでした!


これは国の規律を乱すことであり、宗廟社稷チョンミョサジクを危うくすることにございます!」


ミン・ユジュンの声は、臣下たちの間で雷のように響き渡った。


その言葉に、呆れたように粛宗は口角を上げた。


そもそも、オクジョンに後継ぎを望んだことがあったか?


粛宗の妙な笑みに一瞬ためらった臣下たちに、ミン・ユジュンは目配せを送り、自身の主張に力を込めた。


「チャン淑儀は懐妊が難しいという、とんでもない噂が流れております。


殿下は当然ながら措置をお取りになり、国本ククポンを固める他の方法をお考えにならねばなりません!」


彼の言葉は、まるで鋭い匕首のようにオクジョンを狙っていた。主上に後継ぎを強要し、オクジョンを排除しようとする西人たちのあからさまな圧力だった。


「あ……いや、どうして噂だけで冊封チェッポンされた淑儀様を侮辱されるのですか!」


聖上ソンサンと淑儀様はまだお若いお体でいらっしゃるのに、そのような不敬な言葉を口にされるとは!」


南人ナミンの臣下たちの反発に、ミン・ユジュンは嘲笑うように鼻で笑った。


「今日、内医院が提出した公式な診断がこうなのです!


何を根拠に反論なさるのですか?


どうして医員の診断を否定なさるのですか!」


彼は「内医院の診断」という確固たる根拠を掲げ、南人たちの口を封じ込めた。


中殿の命を受けたソン医師が広めた「淑儀不妊説」が、西人たちの主張を裏付ける強力な武器となり、粛宗を圧迫していた。


粛宗は、ミン・ユジュンと西人の臣下たちが騒ぎ立てる様子を、興味深そうに見守っていた。


彼は玉座に座り、手の甲で顎を突き、口元に微かな笑みを浮かべていた。彼らの主張に怒る代わりに、むしろ彼らの愚かさが滑稽だという表情だった。


彼はすでに、淑儀に懐妊の兆候である「活脈」が感じられたという事実を知っていた。自分にはオクジョンの胎気という確実な切り札があるのに、西人たちは偽りの噂に目がくらんで、自ら墓穴を掘っているようなものだった。


一生懸命自滅に向かって走っているな。


私が手を下さなくても、近いうちに何かが起こるだろう。


粛宗は心の中で呟いた。彼の頭の中では、すでにこの状況を利用して西人たちを追い詰める周到な方法が、素早く計算されていた。


彼は西人たちをそのままにしておくつもりだった。彼らが淑儀の首を絞めるほど、彼らに適用される罪状はさらに大きくなるはずだった。


しばらく沈黙が流れた後、粛宗は気だるげにゆっくりと口を開いた。


「うむ……けいたちの忠心からの心配はよく分かった。


宗廟社稷の安泰は、ちんも最も重要視していることゆえ、


淑儀の去就については、熟慮して決めることとしよう。」


粛宗の予想外の素直な反応に、ミン・ユジュンをはじめとする西人の臣下たちの顔には満足げな笑みが広がり、南人の臣下たちの目には不安と焦りが浮かんだ。


もともと後継ぎは重大なことであったため、粛宗が臣下たちの圧力に屈したと確信しているようだった。


彼らの眼差しは、勝利感と野心で燃え上がっていた。


彼らは知らなかった。


粛宗のその「熟慮」が、自分たちの首を絞める罠を仕掛ける時間だということを。

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