官能的な儀式
時間制限15分!
出されたお題で即興小説やってみます!
誤字脱字、文章構成、文法の間違いが多々あるかもしれません。
頑張ってやってみるので、
どうぞよろしくお願いします!
導かれるままに、私は灯籠を持ち、その洞穴に入った。
私と彼はお互い手を握り合いながら、恐る恐る奥へと進んでいく。
時折私と彼の影が岩肌に伸びて私たちを驚かすが、歩みを止めている暇はない。
進まねば。時間がない。
進むほどに先細りする悪路のせいで、さらに体力的にも少々きつくなっていくことで、ペースはどんどんと落ちていく。
もう引き返そうか、と彼が口にした直後、奥の方に小さな光を見た。
見つけた。
さらに進んでいくと、数名の声が聞こえてくる。
やはりここだ。
招待された儀式はもうすでに始まっていた。
そこには数名の男女がそれぞれ半裸になり、二人一組で何やら怪しげにうごめいている。
灯籠の光、響く音、人の声。
先程までの恐怖は、心拍数はそのままに、妙な興奮へと変わる。
では、私たちも始めようか。
彼が言うとおもむろに服を脱ぎ出した。
私も渋々と服を脱ぎ始めた。
そして半裸になった私たちは、息を合わせ、事前に説明があった通り、儀式を開始した。
一一一一
私は彼の体に敏感な部分に、余すことなく、カブトムシを張り付けていく。
彼の口から漏れる息、上がる体温。
緊張の中から覗かせる、隠しきれない喜び。
気持ち悪い。
私は彼の気持ち悪さに我慢ができず、その場を去った。
洞穴を出たあと、何となく持ってきてしまったカブトムシを、夜空に飛ばした。
さようなら。
【今回のお題】
官能的な儀式
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