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獣人まったりライフ?!  作者: 蒼井 愛美
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簡単クッキング

俺らの帰還から、5分程でミィーファさんがウチにやってきた。


「お待たせしました。かなりお家の中かなり綺麗になりましたねぇ!」


「はい〜、お兄ちゃんがぁ〜、かな〜り頑張ってくれたんでぇ、私と娘達は拭き掃除を頑張りましたぁ」


母さんが間の抜けた声で答えている。

うん、この見た目だと母さんなのに可愛いな…。

でも親子だからなのかな、妹達を見るような感情でそれ以上ではない。

って、なるとアレか?俺、シスコンの上にマザコンにもなっちまったのか?!客観的に見ると相当ヤバイ奴だよな・・・。

ちなみに、シスコンなのは兄弟全員自覚がある。

だって、うちの妹達マジ天使で可愛いからな!!


なんて事を考えている間に、話が進んでいたようで、狩ってきたモンスターを台所で調理する事になっていた。

俺も皆の後について台所に行く。

あんなデッカイのどうやって調理するんだろうな、ちょっと楽しみだ。

あとは、本当に美味いのかなぁ…。


ミィーファさんが、袋に手を突っ込むと出てきたのは、あのデッカイ奴ではなくカードだった。


「えーと、倒したモンスターはこの袋に入れて出すとこのようにカードになって出てきます。で、これをですねぇ、こうやってっと(魔法を使った時の動作を取っている)オープン!これで、こうしってっと、はい、これで出てくるとちゃんと下処理された肉として取り出せます、必要量カットして出すことも出来ますよ。」


俺「チートだ」

兄1「やっぱり、異世界!素晴らしい!!」

父「便利な世界だなぁ。他にもこの世界ならではの便利な事が多そうだな」

母「あらぁ〜、下処理されて出てくるなんて、お料理らっくらくねぇ〜、洗い物も少なくて済むし助かるわぁ〜」

兄2「・・・・・・」

妹s「「なんかわかんないけど、すっご〜い♪」」

ミ「他には、木の実とか葉物食材なんかも、1度この袋に入れて今みたいにすることで、処理された状態で取り出すことが可能ですよ。」


次は、調理しますね。と、ミィーファさんがさっきのお肉を、その辺にあった鍋に並べ出した。

そして自分の家から持ってきたらしき、香辛料のようなものをふりかけ、水とトマトのような綺麗な赤い実をいくつか潰し入れると、火をかけた。


しばらくすると、コトコトと鍋が鳴り、いい匂いがしてきた。


母「調理はぁ、袋に入れてぇ〜、はいっ出来上がり〜♪って、訳にはいかないのぉ?」

ミ「んー、出来ないことは無いんですけど、そうやって出した料理は美味しくないんです」

母「そっかぁ〜、それじゃぁ、仕方ないねぇ〜、それにしてもぉ〜、いい匂い〜」

ミ「もうすぐ出来上がりますので、お待ちくださいね」


そう言いながら、ミィーファさんは、フライパンにかなり細かくして取り出したお肉を焼いている。そこに、茶色ぽい色の米のようなものと、先程とは別の香辛料を入れると手早くかき混ぜた。


数分後、食卓には挽肉チャーハンみたいな物と、鶏のトマト煮のようなものが置かれていた。


「さぁ、どうぞ、食べてみて下さい。」

ニコニコ顔でミィーファさんが、食事を促すので、遠慮なく頂いた。


俺「うまい!」

母「おっいしぃ〜〜〜」

妹s「「これ好き。美味しい♪」」

父「お、これは中々、あのモンスターがこんなに柔らかくて美味くなるのか」

兄1「美味しいよ、さっすがミィーファさん」

兄2「・・・」(黙々と、凄い勢いで食べている)


「ありがとうございます♪ でも私が料理上手な訳じゃ無くて、私たち種族はこのモンスターのお肉が大好きみたいなの。だから、どんな調理方法だったとしても、それが失敗しちゃったとしてもある程度までなら美味しく感じるんです」


苦笑いをしながら、教えてくれた。


「ぁ、でも生はダメですよ。そのままのお肉を食べると100%お腹壊すの。本当にキツイから絶対にそのままでは食べないでくださいね!

私、前世では魚人だったって言ったじゃないですかぁ?魚人って何でもそのまま丸呑みって種族なの。だから、生はお腹壊すよとは聞いていたんですが、こっちに来たばかりの時についそのまま丸呑みしちゃいまして、1週間ほどのたうち回って苦しんだので…ほんっと気をつけて下さいね」


その時のことを思い出したのだろう。本当に苦い顔で真剣な眼差しで、皆に言うので


「大丈夫、俺らの前世はモンスター居なかったし、そのままでなんて怖くて食えんからっ」


と答えておいた。

次話は、1月31日前後を予定しています。


2月に入ると、仕事で必要な資格の勉強を始めないといけないため、資格取得できるまでは、更新ペースが落ちます。


週1は更新できるように、休憩時間にちょこちょこと書いていこうとは思っていますが、更新まですごくあく時もあるかもしれません。


ご興味を持って下さり、次話を待っていて下さっている方、申し訳ございません。

完結させないで、途中で投げ出すことはしませんので、最後までよろしくお願いします。

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