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銀河騒乱   作者: 村山龍香
第三章 運命分岐編(おまけその1)
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Side episode 1-1 セントラルトルム

ここからは分岐ストーリーになります。この章はエピソード7での分岐になります。

シェリルはクレイバーを追うのを辞め、ファルク達と共にセントラルトルムに来た。

「シェリルさん、良かったんですか?」

「いいの。それよりもスキンを消し飛ばすなんて流石にやりすぎよ。それは阻止しないと」

「よし、サンレイズはセントラルトルムにいるはずだ。あの馬鹿げた兵器を止めるぞ!」

そうして、3人はセントラルトルムに乗り込む。

「お客様、そちらは本社になりますので...」

「お客様ァ?俺は銀行に興味はねぇんだ、サンレイズを出してもらおうか」

「お引き取りいただけないでしょうか」

「引き取るわけねぇだろ、そんなら中身確かめさせてもらうわ」

「...侵入者と断定します。」

そうすると、衛兵達が一斉に銃を構え集まってくる。その銃弾は、シェリルが放ったロックディフェンドによって全て弾かれる。

「まともに相手してたらキリがないわ、速攻で上に上がるわよ!」

「言われんでもわかってるわ!急ぐぞ!」

そして、ロックディフェンドやアースクエイクで相手を蹴散らしつつ5階にたどり着く。そこにいたのは、海軍元帥ジェクターと陸軍元帥リトラートだった。

「侵入者が来たとは聞いていたがリメリアか。どういう風の吹き回しだ?」

「リトラート!サンレイズが計画しているスキンエンパイアの破壊を今すぐ辞めるように伝えなさい!」

「はっ、何言ってんだ?クロスケーションは我々の脅威だ!スキンエンパイア諸共クロスケーションをぶっ飛ばす、こっちはそれだけだ!」

ジェクターが突っかかる。それに対し、ファルクが更に返す。

「そうかよ。だが俺もクロスケーションは大っ嫌いだが流石にスキンの国民なんて何の関係もねえ奴らを巻き込んでまで壊滅させようとは思わないな。」

「ジェクター、リトラート。ところであんた達が持ってるそれ、雷鳴石ね。あんたらに魔硝石持たせておくのは危険だから、それ貰うわよ。」

「させるか!その舐め腐った根性を叩き直してくれるわ!」

そういうと、重量のある斧を持ったリトラートが素早く近づき振り下ろす。予想外の動きの速さにシェリルはロックディフェンドでの防御を図ることができず、瞬時に横に避ける。

「おっと、随分手が早いわね。」

「話を最後まで聞く余裕もこちらにはないのでね。手っ取り早くお前達の魔硝石を奪ってスキンを吹き飛ばすか、こちらをどうにかして納得させるかのどちらかだ。」

「どうにかして納得させるぅ?脳筋のあんた達の事よ、それは『戦って実力で納得させろ』ってことでしょう?」

「ご明察だ、君も中々のバトルマニアだな。」

「もう戦い慣れてんのよこっちも!」

そうシェリルが叫ぶと瞬時にリトラートに向けて凄まじい強風が吹き付ける。普通の力ではどう足掻いても出ないその強い風にリトラートが押し戻されたたらを踏む。

「リトラート!」

「まぁ待てジェクター。話を聞く価値はありそうだ。サシでやらせてくれ。」

そうしてリトラートが銀髪を掻き揚げながらシェリルに向かって突っ込む。それを今度は予測していたシェリルがロックディフェンドを放ち防ぐ。しかし彼女が放った幻想の土の壁は、リトラートの重い一撃を前にし一撃で崩れた。

「なかなか魔力はあるようだな。」

「そうねぇ、こんなのはどうかしら?」

そうすると、シェリルの指先からは雷球が出る。簡易的な雷の魔術、スパークボルトだ。

「雷...雷鳴石はこちらにあるはずだが...!?」

「そんなところに長々置いとけば、こちらも雷の魔術の1個くらい使えるようになるってもんよ。まだ欲しいかしら?」

「...面白い!」

そして、リトラートが更なる追撃を試みる。しかし。

「なぁっ!」

「磁界をちょっといじくらせてもらったわ。その鉄製の斧を離さない限り、宙吊りのままじゃないかしら」

「...ふん。わかったよ。こちらに勝ち目はなさそうだな。話を聞いてやろう。」

「随分上からねぇ。貴方達はクロスケーションを何としても倒したい、それは私達も同じ。で、私達としてはスキンをまるごと壊滅させてまでそれをして欲しくないから私達は個人でクロスケーションを止める。それだけの話よ。それ以上でもそれ以下でもないわ」

「はぁ?クロスケーションがそんな弱いと」

ジェクターが反論しようとする。それを制し、リトラートは雷鳴石を差し出す。

「雷鳴石だ。お前達の自由に使え。サンレイズにも魔硝石破壊兵器の開発から手を引かせよう。」

「はぁ!?リトラート、お前何言ってるんだよ!」

「この女はクロスケーションを止めてくれるらしいぞ?我々にとっても好都合じゃないか。我々としても手を汚す真似は極力したくない、そうだろう?」

「そうだとしてもだ!こいつらがクロスケーションに勝てるとは思えねえ!その時は誰がどう責任を取る?俺ら元帥3人で雁首並べて社長に頭下げんのか?その辺はどう責任を取る気だ!」

「そうなったら俺が全ての責任をとるさ。それでお前らが殴るなり首切るなり切腹させるなり満足いくようにすればいい。大体俺はそこまで考えてなかった。」

「...もう知るか!好きにしろ!」

あまりのリトラートの短絡さに流石に呆れたようだった。そんな様子のジェクターを他所に、リトラートはシェリルに雷鳴石を渡す。

「というわけだ。雷鳴石だ、受け取れ。」

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