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自宅警備員の私が異世界のニート姫になる!
「あーダリー」
孫の手で背中をボリボリ掻きながらネット、テレビ、携帯、ゲーム、漫画、ポテチ、サイダーを同時進行でタシナミ中。
テレビは2画面でつけっぱ。
ゲームはオートモードでゲーム機に触れずシナリオを進め。
携帯ではオセロ、漫画を置きながらめくり、ポテチを食べる。
たまにサイダーを飲む。
こんなのはいつものことだ。
更に凄いときにはこれに風呂も追加される。
理由は暇過ぎるのと、チマチマ一つのことをやりたくないから。
「時間に追われてないのに自分を追い込む私かっけー!」
職業、ただの自宅警備員。
家事もやらないので家事手伝いですらない。
なぜ働かないか?
それは面接に100回落ちてしまったからだ。