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番外編 星奈の秘密

_少女は日本人ではない。

_だからと言って外国人でもない。

_少女は

_少女は


_一人の魔法使いである。

 魔道書を読んでいると、いつものように紗良が話しかけてくる。

「星奈〜。何読んでいるの??」

彼女は私の中学からの親友である。

「魔道書だけど…」

「また難しい本を読んで〜!漫画とか読めばいいのに〜」

「学校は漫画持ち込み禁止」

「そんな〜」

私たちはいつも笑いあえる。だって、大事な親友だから。


 私には紗良よりも長い付き合いの友人がいる。

「セイナ、明日は部活だからな。」

「わかっている。」

こいつ。月都っていう人。なぜか彼とは縁があるのか昔からずっと一緒。今では一緒にいるのが当たり前になっているんだ。だから、離れるのは嫌だな…。


 私はイギリス人と日本人のハーフ。イギリス生まれのイギリス育ち。私が生まれてすぐ両親は日本へ旅立ってしまった。そんなこともあって私は父方の両親、つまりイギリス人の祖父母に養ってもらった。

 祖父母の話では私が生まれて2、3ヶ月経つ頃家の近所に月都が引っ越してきたらしい。祖父母と月都の両親はすぐに仲良くなってそれと同時に私と月都も仲良くなったらしい。

 私は月都の両親との会話や母との電話で日本語を身につけた。では英語と魔法ではどうだろうか。祖父母に教えてもらった。後々知ることになったが、大魔法使いだったらしくイギリスでは有名人らしい。話が変わるが魔法の手ほどきを受けていた時、誰か一緒にいた記憶があるのだが、誰だか忘れた。何年も一緒に受けたのに忘れてしまうとはどういうことなんだろうか。

 

 私と月都が小学校に入ったのと同時に私は魔法学校に通いだした。今は日本にいるから、年1回召集がかかった時に行っている。


 中学校は両親に「日本に来なさい」と言われた。その時に月都の家族も日本に戻ることが決まった。そんなこんなで私は日本に行くことになった。

 確か、紗良と出会ったのは入学式だったと思う。終わって帰ろうとした時、危険な魔法陣を見つけてそれを処理していた。

「あなた、何しているの?」

と声をかけられた。頭が真っ白になった。

「すごいわ!どうしてこうなっているの!?」

その言葉に私は驚いた。

その時から紗良とは会話を重ね、今ではこういう関係になったという。ざっくりと言えば。


 まあ、あの二人がそばにいれば私は幸せだということだね。

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