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RELIS  作者: 孤独
”闘技島”タドマール編
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ロイ登場


「どきどき……………」

「貢物であります。インビジブル師範」


"闘技島"タドマール。

異世界の中では比較的小さな方で、名前の通りに島でできている異世界。



「上物か?ロイ。君の好みを含めて貢物が良質であることを俺に伝えてくれないか?」

「はい」



だが、"超人"の大世界の一つとも数えられるほど、恐るべき"超人"達が住んでいるのだ。毎日毎日、生活と女、お金のために闘技場や異世界への派遣に応じている。戦う事が彼等、男達にとっての稼ぎであり、女とお金が彼等にとっての癒しである。

その1人の男であるロイは、"管理人"のインビジブルに捧げる裸体の女性を触り、いやらしくて

。だけど上手にイカしてくれる。扉の向こう側にいるインビジブルに伝わるようにしてやるのも、ポイントである。



「いやぁっぁっ」

「年齢は22歳。瞳は大きく、顔全体を見ても18歳頃に思える光り輝く可愛さを持っています」

「ふぁぁっ、ダメ!ロイさん!まだぁ」

「お尻は締まり、彼女の一番の魅力的であるEカップのバストはたまりません。感度も良いです」

「そ、そんなところはぁっ、あたしは!インビジブル様の貢物です!!」

「いかがでしょうか?インビジブル様……。俺も彼女が欲しいくらいです」

「うむ。…………彼女を通してくれ、ロイ」



ギイイィッッ



「!!」


扉が開かれ、貢物である彼女にとっては初めて出会う"管理人"、インビジブル。彼女を連れて来たロイという男もまるで王子様のように恰好が良い男であったが、そのロイとは比べ物にならないほどの魔性的なところも感じるが、夜空に耀く一番星のように容姿が煌いている男性。すでに大きな大きなベッドの上で9人の女性達が男性を囲んでいて、女性も男性も。自分と同じ裸体でいた。



「おおお。……素晴らしいよ、ロイ。とても可愛い子ではないか、想像よりも大きな乳だよ」

「はっ……………ありがたき幸せ。さぁ、どうぞ」

「は、はい!!」



ロイが連れて来た女性はインビジブルの元へ向かい、ベットの上まで上がれば一気にインビジブルがその女性を抱きしめて濃厚なキスを行った。



「ひゃぅっ」

「んんっ」

「……………インビジブル師範。恐縮ですが、連絡事項があります」

「今、良いところなんだ。返事はできないよ」

「構わないそうです。えーっと…………管理人の、ガイゲルガー・フェルとかいう奴が殺されたそうです。"黒リリスの一団"とかいうのに……最近聞きます」

「なんだそんなことか。分かったよ、ロイ。褒美にとても淫乱な子を君にプレゼントしよう」



そういって、自分とやっていた女性を1人指名して。お別れのキスをプレゼントしてからロイに彼女をプレゼントする。インビジブルの虜になっていても、ロイにも夢中になりそうな表情を出して


「ロイ様ーー。インビジブル様に捨てられましたー。慰めて~」

「コ、コラ!インビジブル師範の前でしてはいけない!ここはインビジブル師範のお部屋なのだ!!失礼します!!」



インビジブルから渡された彼女を連れて、部屋から離れて階段も1フロア下まで降りる。ここはインビジブルのお城兼住居なのだ。男性は貢物がなければ立ち入り禁止が原則。だが、そのルールはインビジブルが現場を目的した時のルールだ。


「ここでなら大丈夫だ」

「きゃぁっ」


ロイはお城にある庭で連れて来た女性と、ヤッタ………………。男も女も本能に生きている。金よりも正しいかもしれない欲求に、この世界は満ちていた。

無法地帯過ぎるとも思えるが、この無法地帯っぷりは人間達の本能をフルに活かせる世界だろう。

ここが"闘技島"、タドマール……………。







「あー……まー。行くのは良いと思うよ」

「お前、面白いところを選ぶな」

「え?」

「?」



春藍の提案に真っ先に複雑な顔をしたのはクロネアとラッシであった。テキトーに言ったところは確かに凄い連中がいるらしいが、世界の無法っぷりには多方面から問題があった。

問題のある管理人の1人、インビジブルが務めている事を2人は知っている。


「私達は行かなくて大丈夫でしょうか?」

「自分の身は自分で守れよ」

「さっきからクロネアとラッシはどーゆう会話をしている?どんな世界なんだな?」

「犯罪集団が多いってこと」






一方、また"闘技島"タドマール。

島の外側にある小さな街で1人の少女は飲食店にいた。


「相変わらず、ここは変わらないよ。……住んでた頃は普通だと思っていたから恥ずかしいなぁ」


旨い料理があるわけでもないし、景色が良いわけでもない。ただこーゆうところは、この世界によくあるカツアゲや強盗、売春などといった事が頻繁に起きるゾーンなのだ。

特に少女が1人でこの世界を歩くという事は死ぬに等しいくらい残酷な目にあってもおかしくはない。男性のほとんどは"超人"……。それも闘技場などで戦闘経験を積んでいる。

しかも、犯罪者達は集団で襲ってくる。自分も昔はその中にいたような気がした。




バゴオオォォッ



「もうこれは卒業したよ。今は女性だしね。女が男を襲うって……想像できないな」


"黒リリスの一団"、インティはたった今。入った街をわずか5分で壊滅させた。

闘技場に入るまでの肩慣らしといったところであった。




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