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RELIS  作者: 孤独
”不信な森”イビリィア編
14/634

お風呂に入ったりとか鉄のバッヂ



チュンチュン。



「起きてよ、もう朝よ」


グイグイっと。目を覚ますとライラが私の上に跨って両頬を抓っていた。痛い。


「ライラぁ?」

「おはよ。朝だよ、ネセリア。元気?疲れはとれた?」


時間はすでに8時を過ぎて、太陽は元気に仕事をしている時刻。

普段なら疲れていても同じような時刻に起きれると思ったのに。しかも、起こされるというのはあまり経験がなかった。


「う~ん!春藍はまだ寝ているんだ。アレクさんは」

「どっかに行った。けど、すぐ戻ってくるでしょ。あいつはちゃんと時間を守るし」

「時間を守る?」

「ネセリア、あんた達、鍛冶屋の大工事をずーっとしていたのよ。夜はとっくに過ぎて深夜に回っていたし。完成したら春藍と一緒に倒れて、私がネセリアを運んだしで大変だったのよ。時間は守りなさいよねー」

「ご、ごめん。その私達、気分が良いと止まれなくて」



ライラに言われながら、昨日の出来事を思い出すネセリア。


改良した冷却装置は、ちゃんと機能していたのを記憶している。大丈夫。良かった。助かった。きっと、大成功している!


思い出しから喜べる事実が出た時、ちょっと顔が和んだように変わったネセリア。だが、ライラはクラゲっぽい髪を弄りながら、恥ずかしそうに誘った。仲間ではなく友達みたいな言い方だった。



「ネ、ネセリア。一緒にお風呂に行こうよ。この世界っていうか、宿にはお風呂があるんだって!見て来たのよ!」

「お風呂ですか」

「ちょっとネセリアや春藍、アレクは昨日の作業で少し汗臭いし」

「え」


ガーーンッて顔を出すネセリア。

普段ならシャワーを浴びるのだが、昨日はそれどころじゃないしシャワーなんて物はここにはない。

というか、女として意識しているところをグッサリとしたライラは鬼である。


「ううぅ」

「あ、ああっ、ごめん」


鬼に泣かされ、ウルウルと涙目になるネセリア。とても酷い本音を言ってしまった事に気付くライラも泣きそうになる。そこを行動で我慢する。ネセリアの手を引っ張って


「ほら、お風呂に行こう!」

「わぁっ!?」


こんな強引に行くしかない。


「!あ、着替えを忘れた!取ってこなきゃ!ネセリアも、戻る戻る!」

「ええぇっ!?」


ドタバタしながら部屋とお風呂に繋がる脱衣所の前を往復してしまう、ライラ達。

ライラの顔が結構テンパっているようにネセリアには見えていた。初めてお風呂というのに入る、その楽しみもあるし。何よりライラがこの世界に来て初めて自分でしたい事をしている気がした。



ガララァッ


「うわぁ」


ネセリアが脱衣所からお風呂を見た時。シャワーとはまったく違う、とてつもない開放感があり、色んな木で作られた空間に綺麗な湯を溜めている大箱が安らぎを感じさせてくれた。


「広~い」


あんぐりと口を開けて、希望に満ちた目と良い木の香りに鼻が反応してしまうネセリア。


「もーぅ、眺めてばっかね。髪留め外した方がいいわよ」


髪留めを外したライラの髪は、思ったより長い。ネセリアほどではないのだけれど。


「お風呂にはタオルを着けながらなの?」

「当然でしょ、シャワーじゃしないの?」

「身体を拭く時にしか使わないよ。タオルはまだあるのかしら?」

「あるわよ。さっさとネセリアも脱いで、身体を洗ってから一緒に入ろう」


先にライラは身体を洗って拭いてからお風呂に浸かる。

お風呂に入るのは久しぶりであり、この世界に来て唯一良かった出来事かもしれない。それなりに安らげる温度。吐く息が疲れを現している。


「こ、こんな感じで良いのかしら?ライラ」

「えー、良いんじゃない。石鹸と湯で身体を洗ってからしてね(礼儀作法だから)」


ほっくりと安らいだ顔を出して、天井を向いているライラ。ネセリアは大きな鏡を見ながら身体を丁寧に洗って拭く間。少しだけ寒いと感じており、ちょっとだけ辛い感じになった。早く温かそうな湯の中に飛び込みたいと視線を送っていた。ライラの顔を見る限り、気持ち良さそうだった。


「ライラ、私も入るけど。これで良いのかな?」

「大丈夫よ、一緒に」


ライラは初めてこの時、ネセリアの身体がタオルに包まれた姿を目撃した。湯煙とやや遠かったのであまり意識しなかったが、チャプッと音を立ててお風呂に初めて入るネセリアの。その胸はプルンプルン動いて、劣等感に気付けるほどの圧倒的な差。


「!、気持ちいい温度。これがお風呂なんですか」

「えぇっ!?なぁっ!?」

「?」


大きくはないが小さくはないと思っていた。だが、女が2人いるという時点で顔と胸、ボディライン、性格などは比べられるという事だ。中途半端や普通などは存在しないのだ。


「隣良いですか」

「えっ、良いけど」


ライラの隣にやってくるネセリア。ライラは自分の胸とネセリアの胸を交互に覚悟して見てみる。目の錯覚ではない。


「気持ち良いですね。これがお風呂というのですか、肩までお湯に浸かると癒されますね」

「そ、それって。肩こりしてるの?お、重いのかしら?」

「肩こりでしょうね。製造業は集中して、立ちでの作業もありますし」


気持ち良さそうにしているネセリアに対して、かなり焦りの顔を出しているライラ。メイド服や作業着を着ているネセリアは、そこまで胸が大きくはなかったはず。大した差はなかったと思えたのに。なんたる格差があるのだ、私と二段くらいランクが違う(ライラは見栄を加えている)。


「ライラは」

「な、なに!?私は小さいと思ってるの!?馬鹿にしてんの!?」

「?」


ライラは少しの焦りから、とんでもない方向を言い始めたが、ネセリアはそんなチンケな事を思ったりせず。大分前の方を見て訊いてみた。


「ライラは異世界をよく移動してるって言っていたけど、何も思わずに去れたの?その、私や春藍はライラのような気分じゃなくて、楽しい旅行みたいな気持ちだから」

「!」

「付いて来ちゃったのに、ライラみたいに決断するのには弱くて、このまま一緒にいていいのかなって?ラッシから受けた傷のせいで、ライラを苦しめているかもしれないし」



ネセリアの顔は不安や悩みを完璧に表していた。それを解くようにライラは言ってみた。少し前の自分を反省した。



「付いてくるしか道はないはずよ、ネセリア」

「!」

「まだ話したい事はネセリアにも春藍にも、アレクにもあるの。それにネセリアは無理矢理巻き込んだようになったのは私の責任。置いていったりはしないし、死なせないわ。そんなに心配そうな顔をしなくてもいいんだから」



ライラの真剣な声にネセリアは少し不安が消えた。


「旅行なんてできないかもしれないけど、こんな時間くらいはきっとあるから。生きている時間を大切にしてみてよ」


自分達は付いて来ても良いんだってこと。ライラのために何かできるわけでもないのに、迷惑ばかり掛けているのに。付いて来ても許してくれるんだ。

そう思える言葉の後に脱衣所の扉が開き、やってきた男の子。



ガラララッ



「!え?」

「あ」


こんなところまで付いて来ても良いんだ。いや、こんなところまでさすがに来るな。テメェ、ふざけんな。コラァ


「ネセリア、ライラ。お風呂に行っているって声が聴こえたから、僕も来たんだけど」



やってきたのは春藍。部屋でドタバタしていた2人の会話で目を覚まし、お風呂という場所に向かったのを知った。

どんなところか良く分からないが、シャワーと似た感覚で春藍は入ってきた。ちなみにここは混浴であった。突然の春藍の登場にパニックになる顔を出したライラは、春藍に背を見せて特に胸を庇った。その状態で脱衣所の方へ指さし、激しく抗議した。



「な、何しに来てんの、あんたぁぁ!?た、た、タオルくらい下に巻きなさい!し、下の物に!ただ手に布を持ってないで!」

「え?」

「そ、そ、それに身体をそこで洗ってからにしなさい!」


って、ネセリアが普通の顔をして春藍を見ているし、しかも手を振っている余裕を見せる。それに気付いたライラはネセリアにも、無理矢理春藍に背を向かせた。その行為に何の意味があるのか、春藍とネセリアには意味が分からなかった。


「えーっと」

「ま、まずは戻れ!とにかく戻れぇぇ!さっさと服を着て部屋に戻りなさい!この変態!」

「ええぇ!?酷いよ!!」


酷いのはお前だ、変態!

そんな感情を出しているライラであったが、ネセリアは春藍の方に振り向いて。


「身体を洗ってからなら入れるよー」

「そうなの、そうなんだ。分かった。身体を洗うよ、ごめんね。ライラ」

「ネセリア!あんた、何を」

「だって、ライラがお風呂に入る条件はまず身体を洗うことでしょ?」

「あ、あんたね。男と女がまず同時に風呂に入るって、変な事を考えているのよ」

「変な事?それって何?」


こいつ等、馬鹿!私の理が通じない!異世界に住んでいるから分からないんだ!あぁー!な、な、な、何を私は焦っている。

ネセリアみたく動じるな~~~って無理あんでしょーが!!あんた達の世界はどーできているのよ!?


「うん、これで良いのかな?入っていいのかな。全体を洗ったよ」

「いーと思うよ」


OKサインを見せるネセリアに、春藍はゆっくりと初めて入るお風呂に浸かった。


「わぁ、温かくて良いね」

「だよねー。こっちまで来なよ、春藍」


春藍を手招きするネセリアであるが、ライラはすぐさまネセリアの手を掴んで


「この距離!これ以上私達に近づくな!この変態!」

「えぇぇ」

「文句言うな!入れるだけありがたく思え!変態!馬鹿!どーして私達がお風呂にいるのにそんな普通の顔でいられるの!?」


しゅーんっとして、大人しく春藍は沈む。

ブクブクと頭を風呂の中につけた。相当なショックを受けている上に


「そんな子供みたいな事もしない!行儀が悪いわ!お風呂に頭をつけるな!」

「ふぁ、ふぁい!」


身体はとてもリラックスできていると反応しているが、心はズタズタになっていた。

トラウマ級であった。教訓にライラ"とは"風呂に入ってはいけないと気付けた春藍。


「ホントになんで入ってくるのよ、狙っているの?ねぇ?変態みたいな行動を意図してやってんの?偶然なの?答えなさいよ、春藍」


無茶苦茶キレているライラを観ながら春藍は、少し恐れを感じたが。変態という汚名返上をしたくちゃんと自分の声を出してみた。どうして自分がここに来たか理由を言えば。




「この行動は、僕はただライラ達とお風呂に入りたかっただけなんだ!偶然でこんな事はできないでしょ!普通!!」

「……は?」


マジでその言葉を怒りながら言うのだから、


「偶然だろうが、必然だろうが!女がいる時に入ってくんなあぁ!天然助平が!!」



バゴオオォッ


顔が腫れるほど殴られる春藍であった。



◇    ◇


ジンジンッ


「痛いです、アレクさん」

「何があったが分からないが。ともかく、ライラに袋叩きされたということか」


それを可哀想とは思わずに見ているアレク。

部屋に戻ってから一回もライラに話せない上に、明らかに避けられている。こんなこと"フォーワールド"ではなかったのにあんまりだと思った。


「そういえば、アレクさんはどこに行ってたんですか?」

「俺か。あの鍛冶屋に行って、もう一度ちゃんと動くか確認をしに行っていただけだ。無事、予想通りに動いていたぞ」

「そうなんですか。良かったぁー」


嬉しい報せを聞けて、初めて笑みらしいものが出せた春藍。


「それでな、俺が作ったんだがな。ほれ」


アレクはポケットから一つの鉄で出来たバッヂを春藍に手渡した。そこには"春"という難しい文字が刻まれたバッヂ。


「この世界で作った物だ。思い出や土産くらいにはできるだろう」

「アレクさんが作ったんですか!?」

「それは俺だが、他の"A"とか"N"とか"L"は鍛冶屋の親方だ。アレクのAにネセリアのN、ライラのL。お前のは特別に漢字にしたから、俺じゃないとな(ムズ過ぎだ)」

「わー!やったぁー!」


痛い思いをしていた春藍の顔が一気に、玩具をもらって喜ぶ子供のようになった。凄いはしゃぎようであり、元気になった春藍に少し嬉しく思っているアレク。


「いいんですか!ホントにアレクさんのをもらって」

「構わんよ。それと残りの二つ。ネセリアとライラにそれぞれ渡しに行け」

「え、ラ、ライラにもですか。渡せるかな」

「仕事と思えば行けるだろ」


アレクの簡単なアドバイスをもらい、さらにアレクにしろと言われれば従うべきだ。

自分の感情を抜きにして、先ほどから無視しているライラに頑張って話しかけようと思った春藍。

ずーっとネセリアと話してばかりだけど、勇気を持って。


「ネセリア、ラ、ライラ」

「なに、この変態」


話しかけるだけでこの仕打ち。酷い。声を掛けただけなのに。それでも頑張って


「2人に渡したい物があるんだけど。これ」


春藍は2人にそれぞれ鉄のバッヂを渡した。


「"N"と、ライラのは"L"ですか」

「何よこれ」

「ほら鍛冶屋の親方が作ってくれた物だって!アレクさんがもらってきたんだ!受け取ってよ!その、僕だって、手伝いしたからそのお礼だと、思う」

「わぁー!ありがとう!嬉しいなぁ!」


素直に喜ぶネセリア。ライラは少しだけ声は遅れていたけど、ムスッとしていた顔が和らいで。


「ありがと、受け取るから」

「!よ、よかった…………ほっ」


怒られたり、罵声を浴びたりする覚悟があった春藍だった。しかし、反応があまりにも良いものだったのでとてもホッとしていた。分かりやすくだが、


「あのさ、春藍」

「っ!」

「何、ビクッとしているのよ」


ライラは怒るような顔はしていないとアピールしていた。それでも、春藍には恐かった。


「アレクにはもう話しておいたんだけど、これから私とこの街を少しの間出ない?」

「え?この街を出るの?」

「さすがに何日もいられるわけないでしょ。私の力でフォーワールドで見せた異世界への移動を使うから、その場所探しを今日からするのよ」


ライラの言葉に春藍とネセリアも、目を丸くしてしまった。もうこの世界から出る準備をするんだと気付いてしまった。まだこの世界は知らない事ばかりなのに。


「魔力も十分回復してるし、空から探索するわ(魔物と衝突したくないし)」

「う、うん。それで僕はライラについていくだけで良いの?」

「それだけで良いわよ。ネセリアはここで今日はゆっくりしてなさい」

「分かったよー」



春藍とライラは探索に出かけるために支度を始める。

夜になる前には戻ってくる予定で行動するつもりらしい。自分に何ができるか分からないけど、いるだけで良いならとても楽だと思って、今朝の件も含めてライラの力になりたいと思っていた。

1時間くらいで支度を整えた2人。アレクやネセリアが見守る中、ライラが作り出した"吸収雲"に荷物を乗せて春藍とライラは乗り込んだ。


「それじゃあ、行ってくるね」

「頑張ってきますよ、アレクさん!ネセリアはゆっくりしててね!」

「気をつけろよ」

「ちゃんとライラの言う事を聞くんだよ、春藍」



ドヒューーーン



春藍とライラはあっという間に大空に飛んでいった。探索と待機に分かれた今日。

わずかながら胸騒ぎがする。


「鍛冶屋に行くか、ネセリア」

「え?どうしてですか。アレクさん」

「おそらく、そこでまた困った事態になってそうだからだ。俺達には仕事が沢山あるんだ」



アレクに付いて行くネセリア。

仕事がある?一体なんだろうか?先ほど、アレクは鍛冶屋に行って来たというのに、また訪れちゃなんか悪いような気もする。アレク達は歩いて鍛冶屋に辿り着いた時、驚くことに人が沢山集まっていた。

だが、アレクはそれが分かっていた顔だった。


「な、なんでしょうか?トラブルですか?」

「いや違うだろう。さっき行った時から、人がよくそこに来ていた。看板娘に聞いたが奴等が求めているのは強い装備だ」

「強い装備……ですか?」

「俺達が鍛冶屋の設備を整えた上に、今日辺り魔物がここに攻め込みそうな気配があるからだ。狩人が言っていた。だから、あのように少しでも良い武器にしてもらおうとしているんだ。命を守るのは自分しかいねぇからな」



魔物が攻めてくる事なんて。ネセリアは一体どのような事なのか、想像ができなかった。

今いる人達は自分の身を守るために武器を求めているのは理解できるのだが。



「魔物はどうなるんですか?」

「自分の身を守るんだ。倒すなり、殺すしかないんだろう。実際、そーゆうのがここにいる者達の生き方なんだ」

「改めて、自分達がしている事は守るためであり、殺すためにやっていたんでしょうか?」

「使用する奴によるだろうが。実際、武器ってのはそーゆうもんだ。俺のライターだって人に向ければ危険だってのは分かっているだろう?」

「は、はい」


自分達が作った者で救われるのなら良い話。だけれど、そうじゃない事もあるというのを見たネセリア。


「俺達も鍛冶屋の親父を手伝おう。あの様子じゃ人手不足なんだろう」

「わ、分かりました!」



ネセリアとアレクは協力して鍛冶屋のお手伝いを務めた。

剣なり弓なり、槍などいろんな物がドンドン作られていくのだが、昨日とは違ってまるで良い物を作っている気分じゃないと、ネセリアは思いながら仕事をしていた。3人で製造を行ったおかげですぐに行列は消えていったが、それはそれだけ。

人間達を守れるという事なんだと思う。



◇       ◇



ギヂヂヂィィッ




そして、その日のお昼過ぎ。サイソップの街に、東の森からやってきた魔物の大軍が押し寄せていた。

狩人達はすぐさま配置について防衛の構えを取った。

狩人の人数が少ないとはいえ、高い城壁があるのはやや有利だろう。そんなのをわずかな希望として、戦意を保ち街を守ろうとしていた。

だが、装備が整ったとしても。あまりにも数に差がある現状はどう考えても



「無理だな。こりゃあ」



同じく城壁の上に行かせてもらい、魔物達の景色を見たアレクは率直に思った。どうにもならないほどの数だった。




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