異世界での生活
異世界の生活
みなさん、こんばんは。
私は普通の中学三年生。もうそろそろ高校生。
になれるはずだった。
色々あって、わたしは地球ではない地球、アナザーワールドに連れてこられてしまい、ここで生活をすることになってしまった。
アナザーワールドに来て、月夜見天歌ちゃんという女の子に出会った。それで、この子の家に住ませてもらうことになったんだ。
で、今その天歌ちゃんに、家を案内してもらってる。「私が聞くのもって話だけど、キララちゃんってここに来るまでどんなことがあったの?」
そういえば、あまり細かいことは話してなかったっけ。天歌ちゃんは疑問に思ったのか私に聞いてきた。
「えっとね、公園でキノコつついてた。」
「え?簡潔……え?キノコ?」
まあ疑問に思うのも無理がないだろう。「さっきまで何してたの?」って聞かれてあっさり「キノコつついてた。」って答えるなんて、普通にヤバいやつだよね。
「えーっと、私キノコ嫌いだから、衝動でキノコをつついてたの!」
早速好感度落とすのは嫌だったので、言い訳した。
別に、キノコ嫌いなのは事実だから。嘘じゃないし。私嘘つくような人間じゃないし。
「そ、そうなんだ。キノコ嫌いなんだね。」
あ、これ完全に引かれた。出会って1時間も経過せずに好感度落とすなんて。
確かに日本にいた時も友達少なかったけど、友達作るのって難しい……。
私は現実から目を背けようと思い、天歌ちゃんのルームツアーに集中した。
ところが、ここでびっくりしたことが。
広い。とてつもなく広い。
さっきまで二人で話をしていたのであまり気にしていなかったが、家が広すぎたのである。
国会議事堂くらいの大きさあるのでは?それは大袈裟だけど。
まず、廊下が長かった。なにかに例えて説明するならば、学校の廊下ぐらい長い気がする。
そしてリビング。冗談抜きで教室四個分くらいありそう。わかりづらいかもだけど、とりあえず広い。
後はバスルーム、お風呂。浴槽が大きくて目が点になります。
他にも沢山部屋あったけど、どの部屋も自分がもともと住んでいた家と比べたら、感覚十五倍の広さはありそう。といっても、私の感覚は頼りにならないから正確な広さは伝えられないけどね。
多分、天歌ちゃんはものすごいお金持ちだと思う。そもそも理科室みたいな部屋がある時点でお金持ちレベル高いと思う。
両親は有名人なのだろうか?その度を超えてそうだけど……。
「天歌ちゃん、ご両親は?」
「親? えーっと」
「あ、ごめん急に。まだ一度も会っていないから」
両親の話になると、天歌ちゃんは、少し浮かないような顔をした。
「色々あって、今は海外にいるんだ。」
「? そうなんだ」
私、何か聞いちゃいけないことでも聞いたかな?考えれば、人には色んな事情があるもんね。
「うん、とりあえず次の部屋に向かおうか。」
また新しい部屋に案内してもらうと、天歌ちゃんが私に話しかけてきた。
「とりあえずここで、生活してもらおうと思うんだけど……」
「おー!」
うん。広い。やはり。知ってた。
この家のリビングとかと比べたら、まだ小さい方だけど、広い。
教室一個分はありそう。それは盛ってるけど。
「あれ? 黙ってどうしたの?」
「ずいぶんお部屋広いんだね……すごい。」
私が正直にそう言うと、天歌ちゃんはぽかんとした顔で言った。
「そうかな?狭いかなーと思ったんだけど、問題なくてよかった。」
「もうなんか感覚変になってきちゃったや……」
教室一個分の広さを狭いだって?感覚大丈夫そう?金持ちはやっぱり違うねえ。
「この部屋は、定期的に手入れはしているけど、長いこと使ってないから、なにか不便なことあったら言ってね」
「わかった、何から何までありがとう。」
「いいのいいの、こっちは勝手に君のこと連れ出しちゃった身だしね。」
天歌ちゃんは苦笑いしてそう言った。
「もう起きたことはしょうがないよ。それに、こんな素敵な場所で過ごせるなんて嬉しいし!」
「キララちゃん……。ありがとっ!」
天歌ちゃんは涙目になって抱きついてきた。ちょっと子供っぽいところもあるんだなあと思いながらも、ほっこりした。
「じゃあ、今日はもう遅いし、部屋でゆっくり過ごしていいよ。それに明日は入学式だからね。」
「入学式?」
私は疑問になって聞いた。今はまだ入学シーズンじゃないはずだけど……。
「その話はまた明日にしよう!私はまだやる事あるし。それじゃ、お休みー!」
「ちょ、天歌ちゃん!」
そう言って天歌ちゃんは部屋を出ていってしまった。
入学式か。天歌ちゃんもこれから高校生なんだね。
私はこれから、何して過ごすんだろう。
疑問を残しながらも、私はベッドに入り、眠りについてしまった。
to be continued…