モブは第二王子と争う
え、全然ありがたくないんだけど
僕はカース君の言葉に対し思ってるとシンクは
「物好きな人っすね。自分の醜態を晒したいだなんて」
「あ?」
カース君はシンクを睨みつけると
「下級貴族が!いや脳みそもおかしいから下等貴族のほうがいいか?転入生下等貴族。それにお前と来た一緒にいたやつはどうしたんだ?まさかもうびびって学校にこれないのか?その反応が当たり前か。貴様のような下等貴族らがこの学校の品位を貶めているのがわからないのか?下級貴族は下級貴族らしくしたのもんを見下しながら生きていればいいんだよ!」
カース君は今も眠っているグリグリのことを言うとシンクは
「この場にいない人間までバカにするなんてやばいっすねあんた。あんたのこと上級貴族どころか第二王子とも思えないっすよ。自分からしたらあんたの方が愚民っす」
シンクとカース君で煽り合戦がはじまる。シンク。グリグリをバカにされて怒るのはわかるけど一旦おちつこうよ。ね?
「あ?この俺が愚民だと?やはり貴様ら下級貴族どもにはわからせる必要があるみたいだな」
カース君は教室から出て行き、マクスとウェルもそれに続いて出ていく。
「僕達も行こう。ステイラン君、シンク」
ミルターは僕達に言うと学校にある競技場に向かう。
競技場は基本、日中は学生が授業などで使い、放課後は冒険者たちが訓練のために使う場所だ。普段なら放課後に利用する貴族なんていない。奴らは戦闘、冒険者なんてする気は微塵もないからだ。だから貴族、特に上級貴族は授業で魔法の熟練度をあげている。
僕たちは競技場につくと競技場の真ん中に集まり
「さて観衆はみなお前らの敗北を期待しているよ下級貴族ども。今ひれ伏すなら今回は痛いめをみなくてすむぞ」
カース君は観客席を指しながら言うと僕は
「カース君。今回のこの勝ち抜き戦ってやつで僕が結果を出せばしばらくは大人しくしてね」
一応無駄だとは思うけど口約束だけでもしておくか。
「別にいいぞ。ま、この俺がお前ら如きに負けるなんてありえないからな。この二人が負けても僕だけに土下座とか間違ってもさせるんじゃないぞ。この二人に責任をとってもらうからな」
カース君もただで僕の言葉を受けるほどバカじゃないか。でもこの二人も協力している時点で責任はとらないとな。
「ではマクス!実力差をみせてやれ!」
僕達は真ん中の戦う場から離れるとカース君は最初にマクスを出してくる。
「最初は自分から行かせてもらうっす。正直もう自分あいつらにブッチしてるんす」