モブは自由変化と協力する
(ミルター。すまないけどこの部屋開けられるかい?壊したりしない方法で)
僕は小声でミルターに言うとミルターは少し考えた後
(そうでやすね。僕も今主人を探していただけでやすから鍵とかはどうにもなりやせんがですが声真似はできるでやすよ。ですから)
ミルターは一旦喉に手を当て軽くて「あー、あー」と言った後
「カース。ドアを開けぬかカースよ」
ミルターは声を変化させてカース君の扉の前で言うとカース君は部屋のドアを開ける。
上手いな。この声、最近というかあまり聞いてないからわからないけど多分王様の声だな。ミルターはギルドマスターである僕の代わりに王様と会ってるから変装や声を真似たり変化させるのも得意なミルターならこれくらいは簡単か。
「父さん!お、俺は何も悪いことは!そこの下級貴族が」
カース君がドアを開けて言った後僕とミルターの姿を見て王様の姿がない事に驚く。
「お、おい下級貴族。今俺の父さんの声が聞こえたんだが来ていなかったか?」
「来てないですよ。僕とここにいるミル君しかここには今来てないです」
カース君は辺りを見渡した後に納得なさそうな顔をしていたが嘘はついてないからね。
「まぁいい。それより早く朝飯をつくれ。俺がわざわざ部屋のドアを開けたんだからはやくしろ」
何でこんな上から目線なんだほんと。まだ自分で着替えるだけマシな方なんだよね?
僕が部屋に入った後ミルターもカース君の部屋に入ろうとすると
「おい。誰が貴様まで入っていいと言った?」
「いや人手は多いにこしたことはありませんよね?僕は家事は一通りできますよ」
「そういう問題じゃないんだよ!俺はお前みたいな下級貴族は部屋に入れたくないんだ。こいつは雑用として使ってやるだけ。雑用は一人で十分。こいつの友達か誰か知らんが俺のいないところで仲良くしてろ」
カース君はミルターに言うとミルターは僕を見てすごい嫌そうな顔をしていた。わかる。わかるよミルター。この人めんどくさいだろ。
「ミル君。終わったらすぐにそっちに行くから部屋の外で待っててくれないか?」
「わかりました。ステイラン君が言うなら外で待ってます」
ミル君は僕に手を振った後、カース君は部屋のドアを閉めた後、僕はカース君の部屋のキッチンでご飯を作りはじめると
「おい下級貴族。俺の舌にあうものをだせよ?でないと貴様の身体にわからせるからな?」
えー。どうせ無理に決まってんじゃん。僕料理系のバイトとかだとカフェしかした事ないし本格的な料理もちゃんとした事ないし。自分の舌にあうもん食べたいなら料理人呼べよ。




