表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/150

モブはこうしてギルドマスターになる

「ギルドマスターって今冒険者登録してあるところにはギルドマスターがいるじゃないか」

「簡単な話ですよ。新しいギルドを作ればいいんです。そしてステイラン様をギルドマスターにするんです」


 いやそんな事しなくていいから。僕は平凡に暮らせればじゅうぶん。大金とかなくてもいいし静かに暮らしたいだけなんだ。だから


「余計なことは」

「ステイラン様。余計なことはとはやぼですよ。それでは私はこれで」


 こうしてアゼンタの行動によって僕のギルド?コードオブジャスティスというギルドが作られて、僕はアークストームのパーティのリーダーになった。ちなみにこれはアゼンタを助けて半年でおこったことだから僕は驚いている。だって本当にギルドマスターにするなんて思わなかったから。ただアゼンタ達には僕をギルドマスター、後パーティのリーダーということは言わないでおいてくれと頼んである。せめてもの抵抗だ。


「ほんといつまで経ってもマスターは恥ずかしがりですよね。でもマスターの偉大さが他のものにバレるのも嫌ですし、テイス王くらいにしかバレたくはありませんね。マスターの神のような采配にもはや助ける必要などありません。私と後の三人でもう十分です」


 そう。僕がリーダーにされたパーティ。アークストームにはアゼンタ以外に後四人メンバーがいる。他の三人は個別で難易度の高い依頼をこなしており、いつ帰ってくるかわからない。みんな揃うと面倒だから個別で来るのは嬉しいけど。


「マスター。今日はなんの依頼をこなしますか?テイス高原の奥にあるダンジョンを攻略しますか?」


 アゼンタは僕に言うと僕は


「そうだねー。僕の実力じゃあそこに行けるのがせいぜいだからね」

「またまた。ステイラン様はあまり実力を見せびらかさないようにしているだけですよね。本当は強い武器とか持ってるのしってるんですよ!」


 た、確かに強い武器は持ってるよ?だってギルドマスターになってからお金がじゃんじゃん入ってくるし。それくらいしか集めるもんないからさ。


「ギルドマスター室を整理してるのは私なんですからわかってるんですよ!」


 うっ!仕方ないじゃん。僕にあんまりギルドマスター室にいないでってアゼンタや他のメンバーが言うし。いたとしても僕が僕のパーティのあいつだからさ。


「それじゃ私が依頼受けてきますからダンジョンに行きますか!」

「そうだね。行こうか。でも思ったんだけどギルドマスター自らダンジョンに向かうのは」

「いやいやいいことですからダンジョンに行きましょ!ステイラン様!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ