モブとマルガレーファミリーと 2
「それじゃあんたらは私達のマスターをもう探らない。そしてそこで死にかけてる女ともう一人の子もうちがもらう。これでどう?」
アゼンタはヒュースに対し交渉の条件を言うけどそれは欲張りすぎじゃ
「かまわないよ。それであんたらの気が済むなら。ファミリーの中でガウス君がやられたのはいたいからね。今は下手に争おうなんて思わないよ」
マジか。こんな僕達に有利な条件でマジでいいのか?
僕はアゼンタとヒュースを見ながら思ってるとアゼンタはめっちゃ僕にやりましたよ的な感じのドヤ顔を見せてくる。
「あー。あと一つ謝りたいことがあるんだけど」
ヒュースは頭をかきながら僕達に言った後、一旦ギルドの中に入り、何かを、人の死体?だと思うやつを持って現れた。
「こ、この人は」
僕はアゼンタとヒュースのいる場所に近づくとヒュースの持ってきた人間の遺体は生徒会長だった。
「な、なんで。なんでここに生徒会長が」
「そのー、ね?君らがくる前にこの人が来てね。君達のマスターを暴くのに利用しようと思って殺しちゃった。ごめんね」
ヒュースは僕達に謝るがこれは僕達に謝られても......
「これは、ちょっとやばいかもだねー」
僕達のいるところにカイリちゃんが近づいつきて言う。どうやばいの?
「何がやばいのよカイリ。別に学校の生徒会長くらい」
「いや確かに貴族云々とかでは大丈夫だと思うよー。でもね、多分私の姉が」
カイリちゃんが喋っている間にマルガレーファミリーのギルドに近づいてきた一人の女性がいた。
「な、なんで会長の、う、嘘ですよね」
僕達のところに学校の副会長でありカイリちゃんの姉である人が現れた。
「だ、誰ですか!会長をこんなめにあわせたのは!あなたなの?カイリ」
「違うよ姉さん。だからさ」
カイリちゃんが副会長に言おうとする前に副会長は手を前に出し、何かを握りつぶすように手のひらを開いた後握りしめた。
「姉さん!それはしてはいけないよ!それをしたら私は」
「私は何かしら?私は会長がいないなら別に家とかどうでもいいの。正直なところ私はあなたが羨ましかったのよカイリ。落ちこぼれのあんたは何も期待されないし期待に応えなくてもいい。自由にも生きれた。私は本当に羨ましかったのよ。そんな生き方ができるあなたが。私に自由なんてない。でも私にも大切な人が、応援したいと思える人ができた。その人を誰かが殺した!ここにいる誰かが!」
副会長は僕に手を向けてくるとカイリちゃんは叫んで
「マブ!もっている剣を投げて!」




