モブとマルガレーファミリー
「外が騒がしいと思ったらよぉ。まさかナキミとアタカオがやられてるなんて。というかそいつはアタカオか?」
マルガレーファミリーのギルドから新たに出てきた男、見た目は茶髪に耳に丸いイヤリングをつけており、腰には二つの剣を装備していた。
「マルガレーファミリーのナンバーズが二人もやられたんだ。こいつは由々しき事態だからお前らを殺さねぇとな。ったく今日は強いやつと戦えて昂ってんだからせいぜい俺様を失望させるなよ!」
茶髪の男はアゼンタに斬りかかるとアゼンタは茶髪の男にアタカオの体を投げるとアタカオの体をなんの躊躇もなく斬る。
「み、味方じゃないのか?」
「甘い考えやな。もう死んだものに仲間もクソもない。しかし敵に利用されるくらいなら斬ってやるのが優しさってもんだろ?」
茶髪の男はアゼンタに近づくとアゼンタに攻撃しまくる。剣は二本持っているのに片方しか抜いてない。あの剣は折れた時用の予備かな?
「私相手に片手剣だなんて随分余裕ね。そのぶら下げてあるもう一本は飾りかしら?」
「バカめ。お前らのようなやつにもう片方の剣を抜くわけないだろう」
茶髪の男が言うとアゼンタは
「そう。そう言っている間にあなたは死ぬわよ」
「かっかっか!俺様が死ぬ?それはありえねぇな。俺様強いからよ!」
茶髪の男の攻撃速度があがりアゼンタも驚く。あれはやばいよ!僕目で追えないのにさらに追えないもの!
「なんだ?この程度ならまだまだ私のほうが早いわ。それに私達のマスターはもっと早く動けるわ」
動けませんって。そんなはやく攻撃したりとか無理ですって!
「そうかいそうかい!このガウス様より早いってかい!だが攻撃を回避してるだけじゃ俺様には」
茶髪の男、ガウスがアゼンタに余裕そうにいっているとガウスの顔面に見事なパンチがはいる。
「!?」
「何を勘違いしているの?あんたが余裕ぶっているから私は遊んであげていただけ。本当ならあんたくらい簡単に」
「かっかっか。かーっかっか!」
ガウスは今日に大声で笑い出す。どうしたんだ?顔をなぐられて頭になんか響いたりしておかしくなったのか?
「ふん。勝てないと理解して笑うしかないのかな?なら次で楽にしてあげよう」
「違う。違うよ女。いや、神速拳のアゼンタ。俺様はうれしいんだよ。お前のような人間にあえてな。本当に俺様はついてる。お前みたいに強いやつと殺しあえるんだからな!」
ガウスは剣をもう一本抜くとアゼンタに向かって斬りかかった。




